みんなの推し絵本!

vol.11 横澤夏子さんの推し絵本

vol.11 横澤夏子さんの推し絵本

横澤夏子さんの写真

vol.11 横澤夏子さんの推し絵本

思い出の一冊、大好きな一冊、渾身の一冊など、とっておきの“推し絵本”を紹介してもらうインタビュー「みんなの推し絵本!」。今回は、二児のママでもあるお笑い芸人の横澤夏子さんにご登場いただきます。

子ども時代のお気に入り絵本との再会

子どもの頃の私にとって、絵本は身近な存在でした。家の本棚にもたくさんありましたし、図書館でもよく借りていましたね。一番のお気に入りは、五味太郎さんの『まどから おくりもの』。クリスマスのしかけ絵本なんですが、クリスマスに限らず一年中読んでいました。小さな窓を開けると何が出てくるのか、答えは知っているのにワクワクして。サンタさんの世界ってやっぱり特別ですよね。

この絵本のことは、その後すっかり忘れていたんですが、大人になって再び出合った時「わぁ、これ実家にもあった!」と、とても懐かしい気持ちになったんです。絵本を懐かしいと思える気持ちが自分にあったことが、またうれしくて。母が実家にあった絵本の裏にメッセージを書いて送ってくれたので、今も手元にあります。とても思い出深い一冊ですね。

いわむらかずおさんの14ひきのシリーズも大好きでした。なんとなく世界観が私の故郷、新潟の風景に似ている感じがしたんですよね。母も好きで、個展にも行ったことがあったと思います。他にも『ぐりとぐら』『いやいやえん』など、いろいろ読んでもらっていましたね。ページをめくれば別の世界に行ける、すごく楽しい時間でした。

絵本が「ぎゅっとして」の合図に

うちにはもうすぐ3歳になる長女と、1歳の次女がいるので、絵本は毎日読んでいます。ミーテのアプリも入れていて、おすすめの絵本やランキングなど参考にさせてもらってるんですよ。

最近の長女のイチオシは『ちょっとだけ』。お姉ちゃんになったばかりの主人公の名前を長女の名前に、赤ちゃんを次女の名前に変えて読んでいます。

最後、ママから「いっぱいだっこしたいんですけど、いいですか?」と聞かれて「いいですよ!」と答えるシーンがあるんですけど、そこで毎回、長女をぎゅっとだっこしていて。この絵本を読んだらだっこしてもらえるって、長女もたぶんわかってるんですよね。この絵本をリクエストされると、あぁ今すごく甘えたいんだなと思って、いっぱいだっこしてあげています。

次女のお気に入りは『ねえねえ あのね』。こちらも「だいすき」と言って「ぎゅっ」とする絵本なので、読み終わると次女をぎゅっとします。子どもたちにとって絵本が「ぎゅっとして」の合図になっているんです。こんな風にスキンシップできたり、コミュニケーションがとれる絵本って、すごくいいなぁと思って。我が家では寝る前に必ず子どもたちに「大好きだよ、おやすみ」と言うようにしているのですが、絵本を通じてもその気持ちが伝わっているといいなと思います。

読み聞かせは1日最低3冊を目標にしていますが、目標はあくまで目標なので、0冊の日もあります。疲れている時、文章が少なめの絵本をリクエストされると「よっしゃ!」なんて思いますが(笑)、嫌々読んでいると子どもにもバレてしまうので、『ねないこだれだ』『パンどろぼう』など、私も好きと思える絵本を本棚に並べて、一緒に絵本の時間を楽しむようにしています。

絵本を読んでいると、子どもが今どんなことに興味があるのか、何が好きなのかもわかるし、そんなこと知ってるんだ、と驚かされることもあります。これからも親子一緒に、絵本を楽しんでいきたいですね。

ミーテ プレゼント情報

ねえねえ あのね

インタビューの中でご紹介した絵本『ねえねえ あのね』ミーテ会員3名様に抽選でプレゼントします。

※ミーテ会員登録がまだの方は、登録後、ご応募ください。会員登録はこちら

プレゼントの応募は締め切りました。当選者の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。

応募期間
2月28日(火)~3月13日(月)

プロフィール

横澤夏子さん

横澤 夏子(よこさわ なつこ)

1990年、新潟県生まれ。お笑い芸人。高校卒業後、吉本興業のお笑い養成所・NSC東京校に入学し、19歳でデビュー。身近にいる様々な女性を観察してつくった細か過ぎるモノマネ芸「ちょっとイラッとくる女」シリーズや「トゥーマッチな音楽の先生」で注目を集める。芸人活動の他、ドラマやCM、情報番組にも出演。ベビーシッターやチャイルドマインダー、リトミック講師の資格を所有。著作に『追い込み婚のすべて』(光文社)。二児の母。


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