今回は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!
頭がいなり寿司のおいなりさん。丸眼鏡におひげ、和装の粋な姿で、あまじょっぱいいい匂いがします。畳に縁側がある昭和風な家で、茶殻を使って掃除をしたり、ぞうきんがけをしたりと、昔ながらの暮らしをしています。そんなある日、いなり寿司が大好物という人にかじられそうになってしまい…!?
おいなりさんの素敵な暮らしぶりにうっとり、いなり寿司と人間のギャップにクスッと笑顔になれるユーモア絵本です。
<作者・もとしたいづみさん(作)からのコメント>
いつも私は食べ物のことを考えているので、おいなりさんという「人」がおぼろげながら浮かんできたのはごく自然なことでした。
彼は、古民家好きのバリバリ昭和な私の憧れなのかもしれません。そんなおいなりさんの何気ない暮らしが、中川画伯によって美しく、かつ面白く描かれています。家族で楽しんでもらえたらうれしいなと思います。
<作者・中川学さん(絵)からのコメント>
おいなりさんは、毎日決まった時間に起きて、掃除をして、ご飯を食べて、洗濯をして、ゆっくりお茶を飲みます。
なるべく電気とか使わないで、手でやれることは手でします。そんな人は、多少変なことが起こっても大丈夫なのだと思います。
そんな人に僕もなりたいなと思いながら絵を描きました。ほうきで掃除、結構楽しいですよ。ためしてみてくださいね。
絵を手がけたのは、『だいぶつさまのうんどうかい』などを描かれたイラストレーターで僧侶の中川学さん。おいなりさんの丁寧な暮らしぶりも納得ですね。
▼もとしたいづみさんのインタビューはこちら
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