イチ押し絵本情報

普段はそばにいないパパトラ、でも家族を思う気持ちは(新刊絵本のご紹介 Vol.277)

2020年3月23日

毎週月曜日は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!

 普段はそばにいないパパトラ、でも家族を思う気持ちは

平田昌広さんが文、きむらゆういちさんが絵を手がけた絵本『パパトラ』が出版されました(本体1400円+税、アリス館)。

見開き

パパのトラ、パパトラは、ママトラとコトラと離れて暮らしています。トラはみんなそうやって暮らしています。でも、いつも遠くから見守っているのです。ある日、ママトラを狙うオストラが現れて…。ママトラとコトラの危機にパパトラは!?

このお話は、母子と父が離れて暮らすトラの生態にヒントを得たものだそうです。たとえ家族と離れていようとも、パパトラの家族を愛する気持ちに嘘偽りはありません。男は黙って背中で語るような、ちょっと昔気質のパパトラの気持ちが熱い絵本です。

<作者・平田昌広さん(文)からのコメント>
はじまりは小学校で読み聞かせをされているかたに「お父さんと離れて暮らしている子がいると絵本の選択に気をつかう」と聞いたことです。それぞれの家庭の事情があること。とてもよくわかりますが、誰でもお父さんがいたから「きみたちはここにいるんだよ」と子どもたちに伝えたくて、嘘ではないおはなしを書きたいと思いました。この絵本はトラの生態からヒントを得たフィクションです。トラの親子に託したメッセージが子どもたちにとどきますように。

『ごあいさつあそび』などでご存知のきむらゆういちさん。600冊以上の著作があるそうですが、今作のように絵だけを手がけた作品は数えるほどだとか。そういう意味でも注目の一冊ですよ!

▼平田昌広さん・景さんのインタビューはこちら
「読み手と聞き手の力を引き出す絵本をつくりたい」

▼きむらゆういちさんのインタビューはこちら
「読み聞かせは十人十色 力まず自然に読んで」


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