イチ押し絵本情報

満月が美しい絵本(季節のイチ押し絵本 Vol.250)

2019年9月3日

毎週火曜日は、季節にぴったりのおすすめ絵本をご紹介します。

 満月が美しい絵本

今年の十五夜は9月13日。月の絵本はたくさんありますが、中でも満月が美しい絵本をご紹介します。絵本の中の月を味わってから実際の月を見上げれば、お月見を何倍も楽しめますよ。

満月の夜がきた。さぁ、出発しよう。よい子はぐっすり寝ている時間。満月が輝く中、生き物達とともに家を抜け出てくる子ども達。一体どこへ向かっているのでしょうか? 登場する子ども達の表情は、まるでいたずらを企んでいるかのよう。夜の暗さと相まって、満月の不思議なパワーを感じる世界をつくりだしています。

ある秋の日、ナマズのぽんたが池の底で遊んでいると、亀のおじいさんがやってきて、お月見に誘ってくれました。でも、池には「魚は空気を吸うと死んでしまう」という言い伝えがあって…。ぽんたはお月見ができるのでしょうか? お月見のために必死に練習するぽんた達を応援したくなりますよ。

夕暮れの公園で、ベビーカーの中から赤ちゃんが空を見上げます。今日は空に丸い月。バレエの練習帰りの女の子、洋服をつくる仕事を終えた人、遠い山のクマの親子、海でジャンプするクジラの上にも、丸い月が輝いています。それぞれの生き物の、それぞれの場所で、ごほうびのようなお月さまが空にかかっています。何気ない日常の愛おしさを感じる一冊です。


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