絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
☆スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
☆アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。
<今回のご相談>
3歳2か月の女の子のママです。もうすぐひなまつり。わが家のひな人形はおひなさまとおだいりさまだけなのですが、もっと立派なひな壇もあるんだよと教えてあげたいと思います。ひなまつりの由来や意味なども一緒に学べるような絵本があったら教えてください。
日本ならではの行事や文化を子どもに伝えていきたいと思いつつ、いざ教えようとなると自分の知識も曖昧で、どう教えたらいいものやら…と困ってしまう方、多いのではないでしょうか。そんなときは絵本の出番です!
先日、新刊絵本としてもご紹介した『だあれ?だあれ?のひなまつり』は、ひな人形の名前や役割を楽しく学ぶことのできる絵本です。「だあれ?だあれ?」と問いかけると、「わたしは〇〇です」と人形たちがごあいさつしてくれます。えがしらさんの淡いタッチの絵が、ひなまつりの雰囲気にぴったりマッチして、明るい気分になれますよ。
『もりのひなまつり』は25年前に出版されたロングセラー。家の蔵に住むねずみばあさんが、のねずみの子どもたちからのリクエストに応えて、おひなさまたちの行列を率いて「もりのひなまつり」に出かけるというお話です。もりのひなまつりは大いに盛り上がりますが、帰り道は吹雪に見舞われて大ピンチ。家のひなまつりに間に合うように無事帰ってこられるか、ドキドキハラハラする展開で、最後まで楽しめます。ひなまつりの由来や意味をわかりやすく紹介する絵本ではありませんが、物語の中からひなまつりやひな人形への思いが伝わってきますよ。
最後はますだゆうこさんとたちもとみちこさんの行事絵本シリーズの一冊をご紹介。ゆずちゃんちの立派なひな壇のおひなさまが退屈しのぎに外に出かけてしまって…というドタバタのストーリーを楽しみながら、ひなまつりの由来やおひなさまの飾りつけ、豆知識などが学べます。巻末にはひなまつりのおすすめ料理のレシピやおひなさまの工作のアイデアも!
絵本を参考に、楽しいひなまつりを過ごしてくださいね。
(回答:ミーテ編集部・スージー)
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