絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
☆スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
☆アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。
<今回のご相談>
2歳1か月の男の子のママです。息子が読み聞かせの途中でどこかへ行ってしまうのが悩みです。活発で好奇心旺盛なタイプで、ほかのおもちゃに気を取られたり、ふらっと別の方向に行ってしまうこともあります。以前はいつ絵本を読んでもおとなしく聞いて喜んでくれていたのに…。息子の注意を絵本に戻すいい方法はありませんか?
わが家も活発なタイプだったのでこの悩み、よくわかります。2歳台になると、子どもの行動範囲が広がって様々なことに興味関心を向けるようになるので、成長の一過程でもあるのかなと。ただひとつコツとして、おもちゃなどが目に入らない静かな場所で読んでみてはいかがでしょうか。わが家では、日中は誘惑が多すぎるので、この時期は「読み聞かせは夜!」と割り切っていましたよ。
一方、ベテランの保育士さんに「子どもは聞いていないようで、耳だけは聞いているもの」と言われたこともあります。こちらの場合でしたら、息子さんの興味をひくタイプの絵本を読んでみたら、きっとおひざに戻ってくるはず。
例えば、やりとり遊びができる絵本はいかがでしょう。『くだもの』は、リアルなくだものが「さあ どうぞ」と差し出される絵に、思わず手を伸ばす子が続出する名作です。また、「絵本で楽しむやりとり遊び」の記事や、先輩ママ・パパのおすすめ絵本「やりとり遊びにぴったり!」で紹介した絵本などでお子さんを誘ってみましょう。
また好奇心旺盛なお子さんとのことなので、遊びの一環に絵本を取り入れるというのもいいかもしれません。『からすのパンやさん』や『ぱん だいすき』のパンを見ながら、お買い物ごっこやお店屋さんごっこ。また、『おやさいとんとん』を読んでお料理ごっこも楽しそう。
ただ、そもそも絵本を聞いてくれない時は、お子さんが絵本の気分じゃない、ほかのことをしたいということもあります。そんな時は、一旦読み聞かせをするのをやめてみるのも手。絵本が好きなお子さんのようですから、今はそのタイミングじゃないだけ、とおおらかな気持ちで成長を見守りましょう。
子どもがおひざに乗って絵本を開くと、見えるのは電車の運転席からの景色。気分は電車の運転士です。電車が発車して、カーブを曲がり…と電車が進むのに合わせておひざを揺らしたり傾けたりすると盛り上がる、おひざで読むのが楽しい絵本です。もし気に入った場合は、「おひざでGO」のシリーズでほかの乗り物も試してみて。
(回答:ミーテ編集部・アッコ)
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