イチ押し絵本情報

思わず一緒に飛び跳ねる!(ロングセラー&名作ピックアップ Vol.17)

2015年2月19日

毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。

 思わず一緒に飛び跳ねる!

今回ご紹介する絵本は、松岡達英さんの『ぴょーん』。2000年に生まれ、今年で15年目を迎えるロングセラーです。

「かえるが…ぴょーん」「こねこが…ぴょーん」
ページをめくると、様々な生き物が「ぴょーん」と飛び跳ねます。いぬ、バッタ、うさぎも元気よくジャンプしますが、かたつむりは…? 思わず一緒に飛び跳ねたくなる、くり返しが楽しい絵本です。

この絵本の一番の特徴は、縦に開くつくり。下のページにいた生き物が上に向かって元気よくジャンプする様子が効果的に表現されていて、躍動感が伝わってきます。

ぴょーん

そしてもうひとつの特徴は、どの生き物も正確に描かれているという点。それもそのはず、作者の松岡達英さんは、自然観察描写の第一人者として、数多くの自然科学絵本を生み出してこられた方なのです。松岡さんはこの絵本について、こう語っていらっしゃいます。

「カエルの足の指は前が4本でうしろが5本とか、トビウオの尾びれは上が短いとか。僕にはちゃんと知識があるから、嘘をつけないんです。この絵本で、赤ちゃんのうちから少しずつ自然科学に親しんでもらえたらうれしいですね」

<ミーテ会員さんのお声>
『ぴょーん』は言葉が少ないので小さい頃から読めて、かつ動きもあるので、娘のお気に入りの1冊。私が「ぴょーん」と読むと、娘も笑いながら「ぴょーん!」とうれしそうに飛ぶ。こんな風に一緒に体を動かせる本は楽しいなと思う。次は、息子のためにも読んでみよう。最近、一生懸命ジャンプしようとがんばっている息子。この本でもっと飛び跳ねたくなるかな?(3歳2か月の女の子のママ)

まだジャンプのできない赤ちゃんに読む時は、ぜひママやパパが抱き上げて「ぴょーん」と飛び跳ねるマネをさせてあげましょう。親子で楽しい時間が過ごせますよ♪

▼松岡達英さんのインタビューはこちら
「絵本をきっかけに地球をもっと知ってほしい」


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