スペシャルインタビュー

コウケンテツさんに聞きました! 第3話<全4話>

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今回は、さわやかな笑顔と楽しいトーク、旬の素材を生かした家庭料理で人気を集める料理研究家・コウケンテツさんがご登場。テレビや雑誌、講演会などで引っ張りだこのコウさんは、私生活では一男一女のパパ。子ども時代の台所での思い出から、家庭料理や食育への思い、子育て中心のライフスタイルまで、たっぷりとお話しいただきました。4週連続でお届けします。

第1話第2話|第3話|第4話

コウケンテツさん

コウ ケンテツ

1974年、大阪府出身。料理研究家の母・李映林主宰のeirin's kitchenにてアシスタントを経験後、2006年に独立。素材の味を生かしたヘルシーな家庭料理を中心に、お弁当、離乳食まで幅広いテーマでレシピを提案し、テレビや雑誌、講演会など多方面で活躍中。私生活では2児の父親として日々子育てに奮闘中。親子の食育、男性の家事・育児参加、食を通してのコミュニケーションを広げる活動に力を入れている。
http://kohkentetsu.com/

離乳食を食べてくれない息子に困惑…

コウケンテツのおやつめし

▲ごはんよりおやつが大好きな子どものための、栄養満点な健康おやつのレシピ『コウケンテツのおやつめし』(クレヨンハウス)。子育てエッセイや食まわりの役立つアドバイスも収録

実はうちの息子、離乳食をなかなか食べてくれなかったんです。あれは親としても料理研究家としても、かなりつらかったですね…。どうすれば食べてくれるのか色々考えて、手を変え品を変え、試行錯誤しました。でもその分、子どものことをよく観察するようになったので、次第にしぐさひとつで何を考えているのかわかるようになったんですよ。

わかりやすい例で言うと、それまで食べていた離乳食をある日突然食べなくなって、口に持っていくと手ではらうようになったんですね。何でだろうとよく見ていたら、手を一生懸命出すようになって…あ、これは自分で食べたいんやって思って、手づかみしやすい料理を出したら、食べるようになったんです。あぁ、これが成長なんだなって、気づいた瞬間でしたね。そんなことを繰り返すうちに、親子の絆も深まっていくんだと感じました。

ただ子どもの食事については、理由なく気分で食べないということも多々あるので、あまり原因を追究しすぎると、逆に追い込まれてしまう場合もあります。何でもバランスよく食べさせないと好き嫌いの多いわがままな子に育つとか、そんなこともないと思うんですよね。その辺はもっとおおらかに、そのうち食べるようになるだろう、と気楽に構えておくといいんじゃないかなと思います。

遊び感覚で始めた料理がどんどん上達

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コウケンテツさんのインタビューはまだまだ続きます。

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▲息子さん(当時3歳半)の料理をサポートするコウケンテツさん

なかなか食べてくれなかった息子ですが、料理への興味は小さい頃からありました。僕が朝から晩まで料理する姿をそばで見ているからでしょうね。赤ちゃんの頃からミニカーで遊ぶのと同じように、小さめのフライパンとフライ返しで遊んでいたんです。

1歳を過ぎて料理をやりたがるようになった時は、危ないし面倒だし…と思って、最初は遠ざけてたんですね。でもそうすると30分くらい暴れるんですよ(苦笑) やらせればものの5分で飽きるので、それならやらせた方が達成感が得られるだろうってことで、少しずつ挑戦させるようにしたんです。そうしたら、だんだん時間が長くなって、その分上達もして…5歳になった今では、野菜炒めをつくれるようになったんですよ。さすがに火や包丁を使うところはサポートしますが、野菜の皮をむく、切る、炒める、味付け、盛り付けなどひとりでできるようになりました。

保育園の帰りには、時間があるとスーパーに寄って、一緒に食材を選びます。僕が料理をしていると、お茶碗や箸を並べておいてくれますし、食後は流し台まで食器を運んでくれます。もはやわが家の貴重な戦力ですね。

それに対して、2歳の娘は食べること専門で…誰よりも早く食卓について「まだー?」とごはんを催促、みんなが食べ終わってからも最後まで食卓に居残って、残さず平らげます。同じ環境で育っているのにここまで違うって、おもしろいですよね(笑)

コウケンテツさんのインタビューはまだまだ続きます。

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