今回は、NHK Eテレ『みいつけた!』のオフロスキー役で人気を集める小林顕作さんがご登場。俳優、演出家、脚本家など、マルチに活動されている小林さんは、私生活では二人のお子さんのパパ。子ども時代の思い出や子育てについて、絵本の読み聞かせ公演のことなど、たっぷりとお話しいただきました。4週連続でお届けします。
1971年、東京都生まれ。日本大学藝術学部卒業。俳優、声優、演出家、脚本家、ダンサー。「宇宙レコード」作・演出・出演の他、ダンスカンパニー「コンドルズ」でコント部門の脚本を担当。NHK Eテレ『みいつけた!』のオフロスキー役で人気を集める。作詞・作曲も行い、フォークライブも定期的に開催中。絵本の読み聞かせ公演なども積極的に行っている。
わが家は息子が中学1年生、娘が4月から小学生。今はもうほとんど手を離れましたけど、子ども達が小さい頃は、僕は朝の担当でした。舞台の稽古とかで夜出かけることが多かったから、朝しか子どもと関われなかったんですよね。
嫁には自分のことをやらせて、朝ごはんの支度なんかを僕がやって。子ども達を見送ったらもう1回寝るっていうリズム(笑) 子どもが生まれてから、朝はちゃんと早起きするようになりましたね。
子どもについては、育てるっていうよりは、一緒に過ごすという感じでした。小さいうちは世話をしてやる必要がありますけど、基本的に子どもは子どもで育ちますからね。親の仕事って、名前をつけることと、やりたいことをやらせてあげるってことぐらいかなと。だから、子育てを大変だとはあまり思わなかったかな。
うちの場合、上の子はとにかく病弱で、救急車に何回乗ったかわからないくらいだったんですね。死にも直面しましたし…だから究極、生きてりゃいいなって思いがあって。元気に笑ってくれている、それだけですごく幸せなことですよね。
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ミーテでは、スペシャルインタビューの他にも、子育てに絵本を取り入れている先輩ママ・パパのお声もたくさんご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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子育てに関して僕が言えることは、「子育てに正解はない」ってことぐらいです。
子どもを育てる中で、あの時ああしたのは失敗だったかも、なんて後悔することもあるかもしれないけれど、そんな風に悩む必要は全然ないと思うんです。逆に、あの時ああしたのがよかったってこともあるだろうけど、必ずしもそれが正解ってわけでもない。10人子どもがいれば、子育ての方法も10通り。それぞれのご家庭の方法でやっていけばいいんです。うちでは耳をつねると解決します、とか、そんな家があってもいいじゃないですか(笑)
正解とか効率とか、とかく求めがちですけど、子育ては思い通りになんて絶対にいかないですからね。だから当たり前かもしれないけれど、みんなそれぞれのやり方で楽しめばいいんじゃないかなって思っています。