絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
☆スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『る』。
☆アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。
<今回のご相談>
2歳11か月の女の子のママです。今度、家族で芋掘りに行く予定です。娘は初めての芋掘り。「焼き芋のお芋をとるんだよ」と伝えていますが、あまりピンときていない様子…芋掘りがどんなものか伝えてくれる絵本があれば教えてください。
家族で芋掘り、いいですね! 秋ならではの楽しいひとときになることでしょう。芋掘りの醍醐味と言えば、土まみれになりながら自分で掘り出したお芋を、実際に食べられること。定番は、やっぱり焼き芋でしょう。芋掘りの前後で絵本を読めば、芋掘りの体験をより深く味わえること間違いなし!
芋掘りの絵本の定番と言えば、ロングセラー&名作ピックアップでもご紹介している『さつまのおいも』。「ピーマン村の絵本たち」シリーズの1作目で、中川ひろたかさんのデビュー作でもあります。擬人化されたお芋が、芋掘り遠足に来た子どもたちとつなひきで勝負! 実際の芋掘りでなかなかお芋が抜けない時は「お芋もがんばってるなぁ」なんて思えばよさそうですね。
タイトルそのままド直球、はまのゆかさんの『いもほり』もおすすめの一冊。おじいちゃんの畑で芋掘りに挑戦する子どもたちを描いたお話です。子どもたちだけで芋掘りするのですが、その様子を見ていると、つるは力任せに引っ張るのではなくハサミで切った方がいいとか、お芋のそばの土をスコップでやさしく掘るといったことがよくわかります。時には虫がうじゃうじゃ出てくることも! 絵本を読んで前もって知っていれば、芋掘り本番でも驚かずに済むかもしれませんね。最後はおじいちゃんの焚き火で焼き芋タイム。泥だらけになりながら掘ったお芋のおいしさは格別です。
もう少し小さい子には、とよたかずひこさんの「おいしいともだち」シリーズから、『おいもさんがね‥』をどうぞ。おいもさんたちが土から出て、おいしい焼き芋になるまでが楽しく描かれています。決め台詞「しんぱい ごむよう!」を元気よく読むと盛り上がりますよ!
「はじめましての行事えほん」シリーズの『ほくほく おいもまつり』は、芋掘りと焼き芋だけでなく収穫祭の雰囲気を感じさせてくれる一冊。お話は、ねずみくんの家族が「うーん、うんうんうん、うーん」と力を合わせてお芋を収穫するところからスタートします。たくさんのお芋を「わっしょい わっしょい」とお神輿のようにかついで運んだら、焼き芋が焼けるまで、火のまわりで歌ったり踊ったり。おいしさとうれしさがギュッと詰まった絵本です。楽しい芋掘り体験ができますように!
(回答:ミーテ編集部・スージー)
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