イチ押し絵本情報

読み聞かせて楽しい、どんぐりの絵本(新刊絵本のご紹介 Vol.398)

2022年8月1日

今回は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!

 読み聞かせて楽しい、どんぐりの絵本

藤本ともひこさんの絵本『どんぐりポーとどんぐりプー』が出版されました。

家で退屈していたどんぐりのポーは、友だちを探しに出かけることにします。山をころころころころ転がっていくと、あっちからもころころころころ、どんぐりのプーが転がってきて、ごっつんこ! ふたりは一緒に、花から花へと転がったり、葉っぱのロープにぶらさがったりして遊びます。

「ころころ ぴょん!」「ころころ ぶらーん!」といった擬態語が楽しい、1、2歳から楽しめる絵本です。

<作者・藤本ともひこさんからのコメント>
コロナ禍で散歩が日課になった。いつしか散歩の目線は2歳の子どもになり、常日頃、雑草と思って見過ごす世界が、いかに多様で色鮮やかな世界かと気づいた。

そういえば、どんぐりって、いつも子ども達のポケットから出てくる一番身近な友だちだ。ならば新しい散歩の友だちとして、どんぐりの兄弟みたいなのがいたら、いいなと思った。この絵本を持って、原っぱで読んでほしいなあ。

ポーに寄り添うのはナズナ。プーに寄り添うのはオオイヌノフグリ。どこに生えているかも、また別の物語のよう。最初のポットの家の場面にはナズナだけですが、ラストの同じ場面にはオオイヌノフグリも生えました。絵も読んだら楽しい発見がきっとある。

子どもが大好きなどんぐりが主役の一冊。どんぐりになったつもりで楽しみましょう!

▼藤本ともひこさんのインタビューはこちら
「絵本も歌も遊びも子どもの論理でつくりたい」


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