イチ押し絵本情報

イブの夜に見つけた誰かのおとしもの(新刊絵本のご紹介 Vol.314)

2020年12月7日

毎週月曜日は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!

 イブの夜に見つけた誰かのおとしもの

三浦太郎さんの絵本『サンタさんのおとしもの』が出版されました(本体1000円+税、あすなろ書房)。

見開き

寒い寒いクリスマス・イブの夜のこと。街におつかいに出ていた女の子が、大きな赤い手袋を拾いました。「これはサンタさんの手袋に違いない」と思った女の子は、サンタさんに届けようとしますが…。

真っ黒の背景に、カラフルな家々が立ち並ぶ街並み、舞い落ちる白い雪。教会の塔の上からの眺めが美しくもかわいらしい、クリスマス絵本です。

<作者・三浦太郎さんからのコメント>
この本を最初に考えたのは2012年頃ですから、ずいぶん長くあたためていました。そして、2年前スペインに行く機会があり、小さな村の教会の塔に登りました。この時、村は12月でクリスマスムード。雪はありませんが、自分のイメージしている街に近いものを感じて、帰ったら『サンタさんおとしもの』をつくろうと決意したのです。娘が小さい頃、まだサンタさんを信じていて、いろんな話をしたことを思い出しながら、大切につくりました。

最後に、絵本の中に4ページにわたり街を見下ろすページがあります。そこに、「幸福な王子」、「マッチ売りの少女」、「手袋を買いに」のキツネ、「キリストの降誕」がこっそり描かれているので、ぜひ探してみてください。

A5サイズの小さな絵本の中に、ぎゅぎゅっと詰まった心あたたまる物語。クリスマスのプレゼントにもおすすめですよ♪

▼三浦太郎さんのインタビューはこちら
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