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じゅえき太郎さんの作、須田研司さん監修による絵本『すごい虫ずかん くさむらの むこうには』が出版されました(本体1400円+税、KADOKAWA)。カブトムシやクワガタの登場する『すごい虫ずかん ぞうきばやしを のぞいたら』の続編です。
虫を探しに、くさむらへと出かけた男の子。オオカマキリにトノサマバッタ、キアゲハ、オニヤンマ…水辺にはゲンゴロウやタガメも! 男の子は夕方まで夢中になって昆虫を追いかけます。
迫力のある絵とダイナミックな構図で人気の虫達の姿を描いた絵本。「カマキリの卵の塊から生まれた200匹の赤ちゃんのうち、大人になれるのは何匹か」「タガメはどうやって獲物を捕まえるのか」といった虫の生態も学べます。
<作者・じゅえき太郎さんからのコメント>
今作は『すごい虫ずかん ぞうきばやしを のぞいたら』に次ぐ絵本ではありつつ、それに負けないほどのスター昆虫を登場させました。
絵の中でこだわった点は、昆虫のポーズとアングルです。カマキリなどは体が細く、描き方によっては華奢に見えてしまうのですが、威嚇する際は、翅(はね)を広げ体を大きく見せます。そのシーンを威嚇される側の虫の目線から描くことで、カマキリの迫力を存分に引き出せたと思います。
また、昔はたくさんいたけれど今は少なくなったタガメやゲンゴロウも登場します。水中での様子を描いたページが僕はお気に入りで、「こんな虫がこんな風にたくさんいる場所、最高だな…」なんて考えながら描きました。
この本で虫に興味をもって、夏休みに虫捕りをがんばってもらえたらうれしいです。
監修の須田研司さんはこの絵本のために、オオカマキリが翅を広げている姿やトノサマバッタがジャンプする姿などの標本をオリジナルでつくったのだそう。生き生きとした虫達の姿をじっくりと観察してみましょう。
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