毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。
今回ご紹介する絵本は、2009年に出版された『おしくら・まんじゅう』。『だるまさんが』でおなじみの絵本作家かがくいひろしさんの人気作です。
おしくらまんじゅう、おされて~。やんちゃな紅白まんじゅうが、「そーれ」の合図で、おしくらまんじゅうを始めます。押し合う相手は、茶まんじゅうやこんにゃくや納豆。最後にゆうれいまでやってきて…。さぁ、どうなるのかな!?
「おしくらまんじゅう、押されて泣くな」と歌いながら、背中や肩を押し合いへし合いする遊び、今の子ども達はどのくらい知っているのでしょうか。寒い季節にやると体がぽかぽかと温まってきますよね。と言っても、この絵本の中で「おしくらまんじゅう」をするのは子どもではなく、紅白まんじゅう。そして、最初の相手となる茶まんじゅうは、ぎゅーぎゅーと押されるうちに「びえ~ん」と泣いてしまいます。
気を取り直して次のお相手は、こんにゃく。そのまた次は納豆。押されてどうなっちゃうのかな、とワクワクしながらページをめくると、にっこり笑顔で「ぷるるる~ん」とはねたり、不敵な笑みを浮かべて「ねっば~」とくっついたり…楽しい擬音語と、キャラクターの豊かな表情や躍動感で、大いに笑わせてくれます。ラストに登場するゆうれいも愛嬌たっぷり。予想外の展開に要注目です。
リズムもよく、赤ちゃんのうちから楽しめますが、こんにゃくや納豆がどんなものかがわかってから読めばさらに楽しめます。兄弟そろっての読み聞かせにもおすすめの一冊です。「びえ~ん」「ぷるるる~ん」「ねっば~」といった擬音語を思い切りよく大げさに読むと、さらにウケますよ。
<ミーテ会員さんのお声>
ここのところ毎晩かかさず続いている、おやすみ前の絵本タイム。今夜は、『おしくら・まんじゅう』を読みました。一番下の息子もこの絵本も気に入ってくれましたよ。リズムもいいし、おまんじゅうがいろいろな相手とおしくらまんじゅうをする中で、泣かれたり、はずみでとばされたりと、動きがあるのも面白い(^^) 私も大好きな1冊です♪(7歳7か月、5歳5か月、1歳8か月の男の子のママ)
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▼『おしくら・まんじゅう』『おふとんかけたら』10周年フェア(ブロンズ新社公式ブログ)
https://staffroom.hatenablog.com/entry/2019/11/07/135315
▼かがくいひろしさんのインタビューはこちら
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