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1本の線がぴょーんとはずんだと思ったら、上下に曲がってががががが。くるくるまわって、ちゅるんちゅるんちゅるるん。カラフルな線もふにゃふにゃふにゃっと集まって、きゅきゅきゅと遊び、最後にぱっとまあるい花を咲かせます。
<作者・新井洋行さんのコメント>
「せん」を使って文字を書くと、人とコミュニケーションがとれて、「せん」を使って絵を描くと、自分なりの新しい世界を生み出すこともできる。「せん」ってすごいですね。
物と物の境目が「せん」だとすると、人は無数の「せん」に囲まれて生活をしています。そんな身近で偉大な「せん」をテーマにして絵本をつくりました。
「せん」は自由に様々な形をとり、そこから意味や動き、音すらも生み出していきます。この絵本が「せん」を楽しむ初めの一歩になれたらうれしいです。
<中央大学文学部心理学研究室 日本赤ちゃん学会 山口真美教授のコメント>
ぴょーん、ふにゃふにゃ、ちゅるん…絵本は「せん」と「せん」をつなぐ「音」で作られています。「せん」を見る視覚と「音」を聞く聴覚、この感覚どうしの“結びつき”は、生まれたばかりの赤ちゃんをもひきつけます。
また、この“結びつき”を何度もくり返し耳と目で経験することによって、ことばの獲得への一歩へと進みます。こうした脳の発達は、最近の赤ちゃんの研究からわかりました。
赤ちゃん世界からことばへの一歩を踏み出す、新しい絵本の可能性を体験してみてください。
線が弾んで跳んで、走って、踊って…シンプルなのに豊かな世界が広がっています。赤ちゃんと一緒に、感性で楽しみましょう。
▼新井洋行さんのインタビューはこちら
「絵本は子どもと一緒に何度も遊べるおもちゃ」
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