みんなの推し絵本!

vol.2 よしお兄さん(小林よしひささん)の推し絵本

Vol.2 よしお兄さん(小林よしひささん)の推し絵本

小林よしひささんの写真

vol.2よしお兄さん(小林よしひささん)の推し絵本

思い出の一冊、大好きな一冊、渾身の一冊など、とっておきの“推し絵本”を紹介してもらうインタビュー「みんなの推し絵本!」。今回はEテレ「おかあさんといっしょ」の第11代体操のお兄さんとしておなじみの小林よしひささんにご登場いただきます。

自分自身がヒーローになった気分に

僕は3姉弟の末っ子で、物心ついた時にはすでに家にいろんな本があるという恵まれた環境でした。なかでも『ぐりとぐら』はくり返し読みましたね。食いしん坊だったので、「ふわふわのカステラ食べたいな」なんて思っていました。

また、幼稚園のお泊り保育の時に先生が読んでくださった本で、今でも鮮明に覚えている絵本が『グリーンマントのピーマンマン』です。「ピーマンが嫌いな子が、ピーマンマンの活躍を見て、ピーマンが食べられるようになる」というお話ですが、その時の僕はピーマンが嫌いではなかったんです。それでピーマンが食べられる自分をとても誇らしく感じて、自分自身がヒーローになったような気分になりました。

3歳の娘にも読みましたよ。まだ野菜の好き嫌いはそれほどないのですが、「ピーマンだけは大っ嫌い」というところをコミカルに読んであげると「もう一回、もう一回」と喜びますね。ほぼ毎日、寝かしつけの時などに読み聞かせています。どうしたらもっと面白くなるかな、と楽しみながら読んでいて、アドリブを入れることもあります。盛り上がっちゃうので、寝る前には向かない読み方かもしれませんね(笑)

自分で見て、感じて、考えて、体を動かすきっかけに

昨年初めての絵本『えほん よしおにいさんの まねっこ だいぼうけん!』を出版しました。「おかあさんといっしょ」の体操のお兄さん時代から、自分の思うことが絵本という形になったらいいなと考えていました。僕自身絵本が好きでしたし、娘が生まれるというきっかけがあって、改めて絵本の良さというのを感じたことが大きいと思います。

絵本は、僕らしく体を動かすことを扱いつつ、子どもの主体性と読み手の自由度を大切にしたいなという思いがありました。たとえば海を渡って島へ行くシーンで、絵本では「ボートをこぐ」ポーズを提案しています。読み聞かせをするパパ・ママには「一緒に漕いでみよう」と一緒になって体を動かしたり、「泳いでも行けちゃうかな?」など、絵本の外にごっこ遊びの世界を広げていただけたらうれしいですね。子ども達にも、自分で見て感じて考えて体を動かしてほしいと思っています。

絵本では「できたね」「できたよ」など肯定的な声かけを意識しました。ポーズが上手にできたらすごいし、違ったポーズやいろいろな動きをした時にも「よくそんなポーズ思いついたね」など、ぜひほめてあげてください。自主性をもたせること、しっかりとほめることは、体操のお兄さん時代から、そして父親になった今も大事にしていることです。

ミーテ プレゼント情報

えほん よしおにいさんの まねっこ だいぼうけん!

小林よしひささんの絵本『えほん よしおにいさんの まねっこ だいぼうけん!』4冊に直筆サインを入れていただきました! ミーテ会員4名様に抽選でプレゼントします。

※ミーテ会員登録がまだの方は、登録後、ご応募ください。会員登録はこちら

プレゼントの応募は締め切りました。当選者の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。

応募期間
5月31日(火)~6月13日(月)

プロフィール

小林よしひささん

小林 よしひさ

1981年、埼玉県生まれ。日本体育大学卒業。2005~2019年Eテレ「おかあさんといっしょ」体操のお兄さんを歴代最長14年間務める。卒業後、得意な料理や運動能力を活かし、バラエティ番組、CM等で活躍。子ども向けイベント、体操指導など活動の幅を広げる。YouTubeチャンネル「よしお兄さんとあそぼう!」も人気。「第10回イクメンオブザイヤー2020」芸能部門受賞。一児の父。


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