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みんなの推し絵本！

vol.25 永尾柚乃さんの推し絵本

vol.25永尾柚乃さんの推し絵本

思い出の一冊、大好きな一冊、渾身の一冊など、とっておきの“推し絵本”を紹介してもらうインタビュー「みんなの推し絵本！」。今回はドラマ「ブラッシュアップライフ」や映画「ゴールデンカムイ」などの出演で話題の子役、永尾柚乃さんにご登場いただきます。

ママに読んであげる『かいじゅうたちのいるところ』

かいじゅうたちのいるところ: 作・絵：モーリス・センダック; 訳：神宮輝夫; (冨山房)

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読み聞かせは、今は、私がママにしてあげています！家にたくさんある絵本や、図書館や学校から借りてきた中から、私がおすすめの絵本を読み聞かせしています。読む時は、感情を込めて読みます。役によって声も変えます。ママもそうやって読んでくれました。いろいろと自分で想像したこともいっぱいお話をするので、結構盛り上がります(笑)。

昔はママが寝る前に読んでくれていました。でも4歳くらいの頃に、ママが読んでくれている声にかぶせて私が読んじゃうようになって、それでママではなくて私が読むようになったんです。お話を聞いて、寝たら、次の日覚えています。脚本も同じですぐに覚えられます。

私のおすすめの絵本は、ちっちゃい時も読んでもらったし、今でも大好きな『かいじゅうたちのいるところ』です。中に絵だけのページがあるんですけれど、かいじゅうが「ウオーッ」って言ってるとか、真面目な音楽が流れていて行進しているとか、そういうのを自分で考えて想像すると、とても楽しい気分になります。

家の中に木が生えて、もっともっと増えて、最後森になるところとか、かいじゅうと遊んで本当は3年くらいたっているはずなのに、帰ってきたらごはんが「まだほかほかとあたたかかった」ところとか、すごい不思議なのも好きなところです。

『こんとあき』は一緒に遊び、旅している気分

こんとあき: 作・絵：林明子; (福音館書店)

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『こんとあき』もちっちゃい時からめっちゃ読んでいる絵本です。あきちゃんとこんと一緒に、さきゅうまちに行ったり、おばあちゃんのうちに行ったり、一緒に旅行をしているみたいな気持ちになるのが好きなところです。赤ちゃんのあきちゃんとこんが遊ぶシーンも、私も一緒に遊んでいるみたいで楽しいです。最後、お風呂のシーンでお話は終わりますが、その先を自分で考えるともっと楽しくなります。

あと好きなのは「べったり」のシーン。お弁当を買いに行ったこんが戻ってこないので、不安になったあきちゃんが窓にべったり顔をつけて外を見ているところです。私も一緒に心配な気持ちになります。また、こんはいつも「だいじょうぶ、だいじょうぶ」って安心させてくれますけれど、犬にくわえられて埋められちゃって言う「だいじょうぶ、だいじょうぶ」は、すごいちっちゃい声。絶対大丈夫じゃないんですよ！とにかくお話のいろんなところが好きです。ずっとワクワク、ハラハラ、ドキドキする、「ワクハラドキ」なお話です！

本が好きなので、自分で1日5冊という目標をたてて読んでます。ママに読んであげたり、寝る前に自分で読んだり、学校でも読みます。外で遊ばない時は中休みにも図書館に行きます。最近は、『長くつ下のピッピ』を借りてきました。また、本には知らない言葉や漢字も出てきます。本の中でも意味を教えてくれるし、わからなければ国語辞典で調べます。いろんな言葉を覚えるし、知らないこともわかるのが、本を読んでいてよかったと思うことです。

俳優のお仕事や、監督さんになる夢に、絵本を読むことはいい影響があると、めっちゃ思っています。絵本は本当に面白いし、感動するお話もあるし、旅とか冒険とか、いろいろあって参考になります。これからもたくさん絵本や本を読もうと思います。