絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
☆スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
☆アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。
<今回のご相談>
2歳1か月の男の子のママです。息子がお出かけの際に、まったく手をつないでくれないので困っています。歩き始めが遅かったせいか、自分で歩く楽しさに目覚めてしまったようで、手をつないでもふりほどいてヨタヨタ走ります。人込みや交通量の多い道では恐ろしくてベビーカーから降ろすことができません。手をつなぐのっていいなと子どもが思ってくれるような絵本はありませんか?
うちの子もまさにそうでした! この年齢の頃のお出かけは、ずっと抱っこ紐か、走る子どもを追いかけているかの2択でした…。今ふり返って思うのは、地道に事故の怖さや迷子の危険などを言い聞かせたことが最終的には一番効果があったかなぁと思いますが、即効性がないのが難点。そこで、「手をつなぐ=楽しい」と子どもが思ってくれるような絵本をご紹介しますので、言い聞かせと同時進行で試してみてくださいね。
『てをつなぐのだいすき』は、手をつなぐうれしさや楽しさを伝えてくれる絵本。猫や犬が順々に手をつなぐ様子がしかけになっているので、子どもが何回も読みたくなるのがいいところ。
手をつながずにひとりで歩きたい、自由に遊びたい、という子どもの気持ちに寄り添った絵本が、『てをつなごうね、ペネロペ』。でも、いたずらっ子のペネロペも、お出かけする際はママに「手をつなごうね」と言われるのです。
鈴木まもるさんの『てをつなぐ』は、僕とママ、妹、パパが順々に手をつなぎ、そこから世界中の人や生き物につながっていくお話。手をつなぐことでどんどん広がる世界が楽しくて、読んだ後は誰かと手をつなぎたくなること請け合いです。
『手と手をつないで』では、親子のねずみが手と手をつないであちこちに出かけます。手をつなぐことの楽しさや安心感が、じんわりと伝わってきますよ。
中でもお悩みにぴったりなのが『てをつなぐのだいすき』。登場するキャラは、『ごあいさつあそび』などでおなじみの猫のミケや犬のコロちゃん、ゆうちゃんたち。
おすすめポイントは、手をつなぐ楽しさだけではなく、最後は「お出かけする時はママと手をつないで一緒に歩くとうれしいな」というメッセージにつながっているところ。「〇〇ちゃんも同じようにママと手をつなごうね」という会話につなげやすいですよね。息子さんが手をつないでくれるようになりますように!
(回答:ミーテ編集部・アッコ)
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