毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。
今回ご紹介するのは、猫の写真で知られる動物写真家・岩合光昭さんの写真に妻・日出子さんが文章をつけた『10ぱんだ』。2007年初版の写真絵本です。
「らくらく きのぼり 1ぱんだ」「のはらで のんびり 2ぱんだ」「みみを すます 3ぱんだ」。ページをめくるたびにパンダが増えていきます。かわいらしいパンダの姿を愛でながら、楽しく1から10までの数字に親しみましょう。
丸っこい体に、白と黒のふさふさの毛、たれ目のような目元で、動物園でも大人気のパンダが主役の絵本です。撮影は主に、四川省臥龍の中国パンダ保護研究センターで行われたそうですが、一部、とても貴重な野生のパンダの写真も含まれているのだとか。木登りしていたり、体を寄せあったり、ごろごろ寝転んだり、ブランコで遊んだり…どの写真のパンダもとても生き生きしていて、思わず見入ってしまうはずです。
数え歌のような文章も魅力的。シンプルながらリズミカルで、写真のパンダの様子を見事に表現しています。数字はもちろん写真のパンダの数と連動しているので、パンダを指さしながら、1、2、3…と数えて楽しみましょう。
巻末には「ぱんだについて しりたいこと10」という解説ページもあります。何を食べるのか、何時間眠るのか、といったパンダの日常のことから、赤ちゃんはいつ生まれるのか、野生のジャイアントパンダに会えるのか、といった疑問まで、写真付きでその生態を紹介しています。
裏表紙には、パンダの豊かな表情を捉えた写真がずらり10枚。動物園で本物のパンダを見る前や見た後に読むと、さらに盛り上がりそうです。
<ミーテ会員さんのお声>
『10ぱんだ』を購入。初めてパンダを見る。見てすぐ写真を触る。丸い白い顔に目の周りの黒い模様、やっぱり赤ちゃんが見てもかわいいんだ。(0歳9か月の女の子のママ)
岩合日出子さんと岩合光昭さんによる写真絵本は他にも『いるいるだあれ』や『にゃんきっちゃん』などがあります。絵の本とは違う写真ならではの魅力を感じてみてください。
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