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「むしのたまご」シリーズの第1弾として、たけがみたえさんの『かたつむりの でんでんちゃん うまれたよ!』と、ねもとまゆみさんの文、たけがみたえさんの絵による『かぶとむしの ぶんぶんちゃん うまれたよ!』が2冊同時に出版されました(いずれも本体1300円+税、童心社)。監修は須田研司さんです。
でんでんちゃんは生まれたばかりでも、自分で食べ物を探します。暖かいうちにたくさん食べて、冬になると殻に閉じこもって冬眠します。そして3年たった春、体が大きくなって、殻のうずまきの数も増えました。なめくじと似ているけれど、どこが違うのかな? オスもメスもないカタツムリがどう卵をつくるかもわかります。
土の中で生まれたぶんぶんちゃん。いっぱい食べて、大きくなったら脱皮して、体をくねらせて部屋をつくり、さなぎから成虫へと姿を変えていきます。ようやく成虫になり土の外に出たぶんぶんちゃんは、飛ぶのがちょっと苦手で、木の汁が大好き! オスのつのつのと仲良くなったぶんぶんちゃんは、どんな卵を産むのかな?
作者のねもとまゆみさんは、子ども達と楽しむ自然遊びや自然体験活動に長年取り組んでいる自然解説員さん。メスのカブトムシになぜ角がないのかも、お話の中でわかりやすく描かれています。
<作者・たけがみたえさんからのコメント>
今回、「卵から生まれた虫の赤ちゃんが大きくなって、卵を産むまでを描くシリーズをつくりたい」と編集者さんから聞いて、すぐに思いうかんだのがカタツムリでした。私が通っていた小学校にゼラニウムの花壇があって、そこで毎年、たくさんのカタツムリの赤ちゃんが生まれているのを見ていたので、私にとってカタツムリはとても身近な存在だったのです。
『かぶとむしの ぶんぶんちゃん うまれたよ!』では、幼虫を実際に見ることはなかなかできないので、監修の須田研司さんにいろいろと教えていただきました。
カタツムリもカブトムシも、みなさんの身近にいます。絵本の中だけでなく、散歩している時など、いろいろな生き物の気配を感じてみてください。目を合わせてみるだけでも、面白い発見がきっとありますよ。
虫の一生を、あたたかみのあるストーリーと迫力あふれる絵で描く「むしのたまご」シリーズ。巻末には解説と、虫の卵、赤ちゃん、成虫それぞれの実際の大きさの絵が掲載されています。楽しいお話を読みながら、虫の生態や暮らしぶりがわかります。
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