イチ押し絵本情報

土の中で豆とあめが大げんか!(ロングセラー&名作ピックアップ Vol.331)

2021年4月8日

毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。

 土の中で豆とあめが大げんか!

今回ご紹介するのは、たかどのほうこさんの文、太田大八さんの絵による幼年童話『みどりいろのたね』。1988年初版のロングセラーです。

まあちゃん達のクラスで、畑に種をまくことになりました。土を耕して、先生からもらったエンドウ豆の種を埋めるのですが、まあちゃんはうっかり、メロンあめも一緒に埋めてしまいます。土の中では、豆とメロンあめが大げんか! さて、豆は無事に育つのでしょうか?

見開き

1センチほどの厚みで、全96ページ。栞用の紐もついていて、絵本というより童話、読み物といった風情が漂うので、「これはうちの子にはまだ早いのでは…?」と躊躇される方もいるかもしれません。でも、ご安心あれ。文章は思いのほか短く、次が気になる内容なので、96ページという長さも気になりません。栞紐なんて使わずに読み終えてしまうのではないでしょうか。

ぐっと面白くなってくるのは、土の中の豆とメロンあめが会話を始めるあたり。「へんなやつ」とにらみ合っていた豆とメロンあめが歩み寄っていくシーンに、子どもたちはケタケタと笑うことでしょう。

豆とメロンあめを表情豊かに描いたのは、作品ごとに様々なタッチを使い分けた太田大八さん。豆もメロンあめもとても生き生きと、コミカルに描かれていて、物語を大いに盛り立てています。

メロンあめをなめた豆の顛末もユーモラス。長いお話を読み終えた達成感も味わえるので、絵本から童話への移行期にぴったりの一冊です。

<ミーテ会員さんのお声>
メロンあめが次々と豆達になめられるところがお気に入り。「おいしい!」とか「あまい!」というところが好きみたいで、自分もごはんの時に「あまい!」と元気よく言います。(2歳2か月の女の子のママ)

作者は『まあちゃんのながいかみ』でおなじみの、たかどのほうこさん。『みどりいろのたね』より少し文章が長くなりますが、『へんてこもりにいこうよ』をはじめとする「へんてこもりのはなし」シリーズもおすすめ。本の面白さが味わえますよ。

▼太田大八さんのインタビューはこちら
「いい絵本で感動することこそ、子どもを育てる最良の薬」


ページトップへ

会員登録後は、名作絵本や「絵本子育て相談室」など、様々な絵本情報をご覧いただけます。(平日毎日、更新!)