イチ押し絵本情報

ぱたぱた、ちょこちょこ、アヒルの赤ちゃんと遊ぼう(ロングセラー&名作ピックアップ Vol.312)

2020年11月19日

毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。

 ぱたぱた、ちょこちょこ、アヒルの赤ちゃんと遊ぼう

今回ご紹介する絵本は、アメリカの絵本作家モニカ・ウェリントンさんによる『かわいいあひるのあかちゃん』。1994年に多賀京子さんの訳で日本に紹介されたロングセラーです。

かわいいアヒルの赤ちゃん、朝の光で目が覚めた。お池でたっぷり遊んだら、農園や森への冒険に出発です。あっちへぴょこぴょこ、こっちへひょこひょこ。楽しかったよ、お母さん。

見開き

7匹のアヒルの赤ちゃんは、朝起きた直後からひと時たりとも大人しくしていません。足をくねくね、ぱたぱた、しゅっしゅ、お尻をぴこぴこ、ぴっ。様々なオノマトペで、にぎやかな赤ちゃん達の様子が伝わってきます。

この絵本の一番の魅力は、かわいらしいアヒルの赤ちゃんの動きです。特に水遊び中、水に頭を突っ込むと、お尻が突き出し、気づけば頭とお尻が逆さまに。魚やカエルを追ったり、水草を食べたり、じゃれ合ったりと実に表情豊かです。

物語は展開し、巣の周りの農園や森への冒険に出かけ、様々な動物と触れ合います。ちょっぴりドキドキする冒険が楽しいのは、近くでお母さんが待っているから。最後は巣に帰って、最初と同じくお母さんにぴったり寄り添っておやすみなさい。この安心感があるから、読み聞かせを聞く子ども達もお話に熱中できるのです。

もうひとつの魅力は、カラフルな色合い。アヒルの黄色、水の青、草の緑など、どれをとっても明るく鮮やか。軽やかでリズミカルなオノマトペと相まって、楽しくウキウキした気分になることでしょう。

公式ホームページによると、モニカ・ウェリントンさんは、子ども時代をイギリスやドイツ、自然豊かなスイスなどで過ごしたそう。この絵本は、その頃アヒルにエサをやりに行く際に歌っていたドイツの童謡から着想したそうですよ。子ども時代に、豊かな自然やさまざまな動物に触れあってきたからこそ、生まれたお話なのかもしれませんね。

<ミーテ会員さんのお声>
娘の最近のお気に入り絵本は『かわいいあひるのあかちゃん』。「何読む?」と聞くと「がぁー!」と指差す。読み始めると「へびはー?」って探す。へびは途中で一回しか出てこないが気になる存在らしい。他にもいろいろな動物が出てくる度に「かえるー」「ぶー」「ぶんぶんぶんー」と、どんどん見つけて指差す。だから読み聞かせも、娘に合わせてのんびりだ。(5か月の男の子と2歳4か月の女の子のママ)

この絵本には、『ミニブック かわいいあひるのあかちゃん』もあります。今回紹介したものよりお話が短く、丈夫なボードブックで、サイズも小さめ。ファーストブックや贈り物におすすめですよ。


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