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苅田澄子さんの文、中川学さんの絵による新作『だいぶつさま おまつりですよ』が出版されました(本体1400円+税、アリス館)。第9回リブロ絵本賞大賞受賞作『だいぶつさまのうんどうかい』の続編となる一冊です。
今日は仏さま達のお祭りの日。おしゃかさまの綿あめ屋さん、千手観音さまのたこ焼き屋さん。双子の仁王さまのかき氷屋さんなど、いろいろなお店が並んで賑やかです。そこに大仏さまがやってきますが、かき氷はひとなめで食べ終わってしまうし、金魚すくいは手が大きすぎてうまくできません。
大仏さまはお化け屋敷にも行ってみますが、体が大きくて入れないため、窓から覗いてみることに。すると、お化け屋敷に突然大きな目が現れて、みんなびっくり! その後もお化け屋敷で大活躍して…。
<作者・苅田澄子さん(文)からのコメント>
大仏さまの最大の特徴は、体が大きいこと。それを前作『だいぶつさまのうんどうかい』とはまた違う切り口で書きたい…と思うのですが、なかなかできず随分悩みました。前作の、大仏さまの口元のアップの絵が迫力満点で好きなので、大仏さまの大きな体のパーツが次々登場したら、怖いけれど面白いかも…と思い、ようやく書けました。
中川さんの描かれる、ゆかたや腹巻き姿の仏さま達にぜひご注目ください!
現役の僧侶にしてイラストレーターという中川学さんならではの、仏さまの特徴を捉えた絵が魅力的な絵本。カバーの裏には、絵本に登場する仏さま、神さま、おばけ達の解説も。奇想天外な物語とあわせてお楽しみくださいね。
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