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おちとよこさんと ながたはるみさんによる絵本『おばあちゃんの小さかったとき』と、塩野米松さんと松岡達英さんによる絵本『おじいちゃんの小さかったとき』が出版されました(本体各1600円+税、福音館書店)。
石けり、おままごと、お手玉、紙芝居屋さん、お風呂屋さん…。1950年代から1960年代頃の、遊びやお手伝い、学校のこと、家族のことなど、女の子の目線で見た普段の暮らしを詳細に描いた絵本です。1988年刊行の『母さんの小さかったとき』の改訂版です。
茶箱に大切にしまわれていた、おばあちゃんの子どもの頃のおもちゃや道具。今の子ども達には見たこともないものがたくさんあります。おばあちゃんの遊びやお手伝いの話から、70年ほど前の、今とは大きく違う暮らしの様子が浮かび上がってきます。
ビー玉、めんこ、チャンバラ、イナゴとり…。1950年代から1960年代頃の男の子から見た普段の暮らしを、詳細に描いた絵本です。1988年刊行の『父さんの小さかったとき』の改定版です。
まだ町の近くにも自然がたくさんあった頃、地方都市に暮らし、空き地や沼、川などで一日中遊び、時にけんかをしたり怒られたりするおじいちゃん。その頃は当たり前だったけれど、今では珍しくなった日常の何気ない物事が、孫に語りかける形でたくさん紹介されています。
<編集部からのコメント>
おじいちゃんとおばあちゃんが子どもの頃を過ごした、古きよき昭和時代の暮らしを伝える絵本です。1950~60年代、まだテレビは白黒が主流で、手回しローラーで脱水をする洗濯機がありました。今ほどものは豊富になく、水鉄砲やお手玉など、遊び道具は手づくりが基本。でも、魚とりや昆虫採集など自然の中でたっぷり遊べました。お孫さんをひざに載せて子ども時代の話をすると、今の暮らしとのあまりの違いに驚くことばかりかもしれません。
この絵本は、ぜひおばあちゃんやおじいちゃんと一緒に、あるいは3世代で読んでみてくださいね。絵本の絵やお話をきっかけに、当時の話で盛り上がるはずですよ。
▼松岡達英さんのインタビューはこちら
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