毎週火曜日は、季節にぴったりのおすすめ絵本をご紹介します。
11月1日は「灯台記念日」だそうです。行き交う船の安全を守るために、暗い海を照らす灯台。絵本の中でもドラマチックに描かれていますよ。
毎日毎日、海を眺めている灯台は、渡り鳥から遠い国の話を聞いて羨ましく思います。そして、自分はどこへも行けないのだと痛感します。でもある冬の夜のこと、大嵐に襲われた灯台は、吹きすさぶ雨風の中、自分のいる場所、なすべきことに気がついて…。
灯台守の仕事は、船を安全に導くために、レンズを磨き、油をつぎ足し、遠くの海まで光を送ること。小さな島のてっぺんに立つ灯台を舞台に、そこで生活しながら働く灯台守の日常を美しく丁寧に描いた絵本です。2019年コールデコット賞受賞作。
役目を終えて、誰のものでもなくなった、岬の先っぽの灯台。毎晩、海を照らしていた明かりも消えてしまって、聞こえてくるのは足元に打ち寄せる波の音ばかり。そんなさびしい灯台のもとに、野良猫やムササビ、イノシシ達が居場所を求めてやってきます。いつしか灯台は賑やかさを取り戻して…。
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