イチ押し絵本情報

空と雨と光を鮮やかな色彩で表現(ロングセラー&名作ピックアップ Vol.237)

2019年6月6日

毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。

 空と雨と光を鮮やかな色彩で表現

今回ご紹介する絵本は、U.G.サトーさんの『あめかな!』。2003年に月刊絵本「こどものとも0.1.2.」の一冊として刊行され、2009年にハードカバー化された人気作です。

空が暗いなと思ったら、ぽつ、ぽつ…と赤いしずくに、青いしずく。びしゃっぱしゃっと大きなしぶき。紫、群青、エメラルドの雨がざあざあざあと降ってきます。七色の雨が降りしきると、まぶしい光が降りてきて…。

見開き

空と雨、光と時の流れを彩り豊かに描いた一冊。文章は短くシンプルで、「そらがくらいね」「ふってきたね」というやさしい語りかけと、「ぽつ ぽつ」「ざあ ざあ ざあ」「ぐる ぐる ぐるるるる」といった擬音語だけ。0歳の赤ちゃんから楽しめます。

何よりの魅力は鮮やかな色彩とのびやかな表現です。作者のU.G.サトーさんは、海外のポスター展での受賞歴も多い、国際的に活躍するグラフィックデザイナー。白い紙にインクをたらしたり、にじませたり、水と一緒に流し込み、紙を傾けて筋をつけたりすることで、空と雨と光をグラフィカルに表現しています。

雨のシーズンに読みたい、赤ちゃんのためのアートな絵本です。

<ミーテ会員さんのお声>
『あめかな!』は、美しい色彩が気に入って手にとりました。帰ってから読み聞かせると、娘もお気に入りの様子。鮮やかな色、色のムラやにじみが美術館の絵のようです。そういえば育児書に、美術館に連れて行きましょうと書いてあったのを思い出して、近いうちに本物の絵画を見せてあげようかなと思いました。(0歳7か月の女の子のママ)

U.G.サトーさんのグラフィカルな絵は、俵万智さんの短歌と文で日本の四季を紹介する『富士山うたごよみ』でも堪能することができますよ。


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