毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。
今回ご紹介するのは、ひろかわさえこさんの『ぷくちゃんのすてきなぱんつ』。2001年に出版されて以来、トイレトレーニングに励む親子を応援する絵本として多くの親子に愛されてきた人気作です。
ぷくちゃんのお母さんが、すてきなパンツを買ってきてくれました。パンツはやわらかくて、さらさらで、軽くてとってもいい気持ち。ぷくちゃんはパンツが大好きになりますが、何度もおもらししてしまって…。
28ページの絵本の中で、ぷくちゃんは4回、パンツを濡らしてしまいます。ぷくちゃんはそのたび困った顔をしていますが、そんなぷくちゃんを見守るお母さんはいつだってにっこりいい笑顔です。合言葉は「大丈夫。ほらね、おかわりパンツ」。パンツは多めに用意してあるので、濡れたら履き替えればいいだけ。全然問題ないのです。
トイレトレーニング真っ最中の子どもなら、おもらししてしまったぷくちゃんに自分を重ねて共感することでしょう。読み聞かせをしているママは、ぷくちゃんのお母さんと自分を比べて、ちょっぴり反省してしまうかもしれません。
トイレトレーニングをうまく進めるコツは、親が焦らずゆったり構えること、と言われます。作者のひろかわさえこさんは「赤ちゃん絵本を楽しもう!」のインタビューで、「お母さんが余裕をもって楽しい気持ちで子育てができれば、赤ちゃんも幸せだと思います。イライラすることもあるかもしれませんが、できるだけおおらかな気持ちで子どもに接することができたらいいですね」とおっしゃっています。
おかわりパンツをしっかり用意して、ぷくちゃんのお母さんのようなゆったりとした気持ちでトイレトレーニングに臨みたいものですね。
<ミーテ会員さんのお声>
『ぷくちゃんのすてきなぱんつ』、今日は12回も読みました(*^^*) そもそもトイレトレーニングの一環として買った絵本なのですが、単純にぷくちゃんがかわいくて、何度読んでもあきないし、「おしっこがんばって!」って応援したくなる一冊です。さて、これはいつまで続くかな?(1歳8か月の男の子のママ)
「ぷくちゃんえほん」は他に『ぷくちゃんのとことこあんよ』、『ぷくちゃんのいただきまあす』など、全5冊。ひょうたんのような形のぷくちゃんがかわいい、子育てをやさしく応援してくれる絵本シリーズです。
▼ひろかわさえこさんのインタビューはこちら
「絵本の読み聞かせは子どもの安心につながる」
赤ちゃん絵本を楽しもう! 『ぷくちゃんのすてきなぱんつ』に込めた思い
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