イチ押し絵本情報

「だっだぁー」赤ちゃん語で赤ちゃんと会話(ロングセラー&名作ピックアップ Vol.210)

2018年11月22日

毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。

 「だっだぁー」赤ちゃん語で赤ちゃんと会話

今回ご紹介する絵本は、ナムーラミチヨさんの『愛蔵版 だっだぁー ―赤ちゃんのことばあそび』。2004年に同名のボードブックとして発売された、10万部超の赤ちゃん絵本です。

だっだぁー、だらっ、だらぁーー、だっだぁー。ぎーじ、いーじ、ぎーじ、いーじ、ぎりぎり、ぎりぎり、ぎっじー。擬音語に合わせて、粘土でつくられた赤ちゃんとカラフルなおばけ達が、くるくる表情を変えますよ。

見開き

ことばはすべて擬音語のみ。「だっだぁー」「ぎーじ」「ほっほー」など、大人にとって意味のない音の羅列です。でも、赤ちゃんにとってはどうでしょう。シンプルでメリハリのあるユーモラスな音。赤ちゃんの発する喃語にも近く、自分のことばに近い音を大人が出す楽しさもあるのではないでしょうか。

また表情豊かなおばけと赤ちゃんの顔は楽しいだけではなく、口の形も教えてくれます。口を大きく開けば、「あ」の音、口をうんと横に広げると「い」。説明されなくても、デフォルメされ強調されたおばけの顔を見ていると、つられて同じ表情になるはず。

口を決まった形に開いて音を押し出したら決まった音が出る。違う形に開いたら違う音が出る。ママ・パパと同じ音が出せる。赤ちゃん達の気持ちを聞くことは叶いませんが、きっと驚き、不思議がり、大人がしている会話を、自分達もしているような楽しさ・面白さがあるから、笑顔がこぼれるのでしょう。

主婦の友社のYouTubeチャンネル「ShufunotomoMovieChannel」には、この絵本を読むナムーラさんの動画が登録されています。その中で、「最初から最後までその通りに読まなくていいの。(中略)赤ちゃんと遊ぶための絵本なので、読むというよりは遊んでください!」と語りかけています。「読む方が楽しくやれば、子ども達も楽しくなるでしょう」。意味のない擬音だからこそ、大人の気持ちがストレートに赤ちゃんに伝わるのかもしれません。赤ちゃんと、赤ちゃん語で会話…そんな気持ちになる不思議な魅力がある一冊です。

<ミーテ会員さんのお声>
下の子に初めて絵本を買ってあげたのが2か月の頃。『だっだぁー』は、雑誌に赤ちゃんにおすすめとあったのだけれど、これが大正解。すごい食いつきだった。今晩、久しぶりに「だっだぁー」と言いながら本棚から持ってきた! 1年前とは反応が違くて、顔を真似たり声を出したり。結局、5回くらいリクエスト。ママも楽しかったよ~♪(1歳8か月と13歳11か月の女の子のママ)

続編の『だっころりん―だっこあそび絵本』は、赤ちゃんを抱っこして、遊びながら読むと楽しさが倍増する絵本。『だっだぁー』の反応が良かったならば、こちらもぜひのぞいてみてくださいね。


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