イチ押し絵本情報

人は、なぜ「おうち」に帰るんだろう(新刊絵本のご紹介 Vol.187)

2018年6月18日

毎週月曜日は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!

 人は、なぜ「おうち」に帰るんだろう

中川ひろたかさんと岡本よしろうさんの絵本『おうち』が出版されました(本体1300円+税、金の星社)。

見開き

おうち。私のおうち。帰ってくるところ。なんで私はこのおうちに帰ってくるんだろう? 犬や鳩やミツバチなども、間違えずにおうちに帰ってくるらしい。すごく、ふしぎ!

おうちに帰ってくるとホッとする。「おうち」って何なのか、子どもの目線に立って、さまざまな角度から深く考える絵本。『ないた』『おこる』などの「はじめてのテツガク絵本」シリーズの最新作です。

<作者・中川ひろたかさんからのコメント>
人は、なんで、おうちに帰って来るんだろう。だって、ごはん食べられるし、あったかいおふとんで寝られる。でも、たとえば、ホテルに泊まれば、ごはんだって食べられるし、ベッドだってある。べつに、おうちに帰らなくたっていい。でも、お金がないとホテルには泊まれない。じゃ、お金があったら帰らない?

遠く離れた場所からも、ちゃんと帰ってくる鳥や、魚や、虫が、いる。みんな、どうして、おうちに帰って来るんだろう。ふしぎ。

「人はなんでおうちに帰ってくるのか」なんて疑問、さっと答えられませんよね。子どもと一緒に深く考えてみるのもいいかも!

▼中川ひろたかさんのインタビューはこちら
「絵本や歌は、親子が仲良くなるための道具」


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