イチ押し絵本情報

絵本が伝える防災の心(季節のイチ押し絵本 Vol.44)

2015年8月25日

毎週火曜日は、季節にぴったりのおすすめ絵本をご紹介します。

 絵本が伝える防災の心

天災は忘れた頃にやってくる、と言います。小さい頃から身につけておきたい、防災の心得。絵本ならやさしく印象的に伝えられます。

「つなみてんでんこ」とは、津波が来たら、一刻も早く肉親にも構わず、各自がてんでんばらばらに、高台に逃げろ、という防災の教訓。その教訓を元に避難訓練を重ねていた岩手のある保育所の実話を基にした絵本です。素朴な語り口と子ども達のがんばる姿が、日々の避難訓練の大切さをストレートに伝えます。

もし君がひとりでいる時に地震が起きたら? 自宅だったら? 下校途中だったら? 状況を想定して、身の守り方をやさしく伝えます。家族で被災した際のことを話し合うきっかけに良い絵本です。

ガタガタ村に、大ナマズが来るらしい。でも、それは明日か100年後かわからないのじゃ。村長の言葉に、村の動物達は、見張り台をつくったり、井戸を掘ったり、家を補強したり…。日ごろの備えの大切さと、有事に協力し合うことの大切さをやさしく伝える絵本です。


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