毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。
今回ご紹介する絵本は、いわむらかずおさんの『14ひきのひっこし』。「14ひきの」シリーズは、1983年に生まれた、世界で1000万部超のロングセラーシリーズです。
お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、そして兄弟10ぴきの、ねずみの大家族が、すみかとなる場所を目指して、森の奥へ出発します。険しい岩も、不安な夜も、家族一緒に乗り越えて行きます。
この絵本が人気の理由は、まずは個性あふれるねずみ一家の魅力でしょう。両親、祖父母に、責任感ある長男のいっくんからまだまだ小さいとっくん。絵探しの要素を取り入れていて、「ろっくんはどこ?」と探しているうちに、読み手はそれぞれ思い入れのあるキャラクターができてくるのではないでしょうか。
第二の魅力は、豊かな自然。ねずみの目を通すことで、季節ごとの草花の細部にわたる美しさが伝わってきます。
いわむらさんは、「絵本と自然を切り離すことがもう私の中ではできないくらい、私の中では密接なもの」と語っていらっしゃいます。そんないわむらさんの絵本に描かれた自然そのものを味わえるのが、栃木県那珂川町にある「いわむらかずお絵本の丘美術館」。里山の自然と絵本に浸れる、絵本好きの子どもにぴったりの場所です。
<ミーテ会員さんのお声>
息子はごうくんが大好き。自分より少し年上らしいごうくんに自分を重ねて、家族の中で役に立つ「お兄さん気分」に浸っているようです!(2歳11か月の男の子のママ)
最近ではなかなか体験できない大家族を疑似体験できるのも、このシリーズの面白さですよね♪
▼いわむらかずお絵本の丘美術館
http://ehonnooka.com/
▼いわむらかずおさんのインタビューはこちら
「絵本の読み聞かせは、いつか子どもの原風景に」
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