毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。
今回ご紹介する絵本は、小風さちさんの文、山口マオさんの絵による人気作『わにわにのおふろ』。「わにわにのえほん」シリーズの1作目です。
表紙には、タオルを頭に乗せて湯船につかるワニの姿。このワニが、なんともワイルドなのです。子ども向けの絵本の主人公なのに、ちっともかわいくない…それどころかリアルで迫力満点。こわいぐらいです。
そんなワニが普通に人間の暮らしに溶け込んでいる、というのがこの絵本の面白いところ。お風呂が好きな“わにわに”は、器用に蛇口をひねってお湯をため、お気に入りのおもちゃを浮かべて、お風呂を楽しみます。
お風呂によじのぼる時の「ずるずりずるずり」、湯船にダイブした時の「じょろろーん!」、タオルで体を拭く時の「ぐにっぐにっぐなっぐなっ」など、独特の擬音語・擬態語も魅力のひとつ。強面な“わにわに”もなんだかお茶目に見えてきます。
山口マオさんは“わにわに”を描くにあたって、熱川バナナワニ園で本物のワニを観察されたとか。だからこんなにワイルドなんですね。
<ミーテ会員さんのお声>
最近の一番のお気に入りは『わにわにのおふろ』。お風呂が大嫌いで、いつも泣き叫んでいたので、お風呂が出てくる本を探していたのです。この絵本を読むようになってから3日目くらいで、自分から服を脱ぐくらいお風呂好きに♪
(1歳10か月の女の子のママ)
洗面器をかぶって、シャワーをマイクに「うりうりうりうり オーイェー」と歌うシーンは、子どもたちの心をわしづかみに。お風呂が楽しくなる絵本です。
▼山口マオさんのインタビューはこちら
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