毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。
今回ご紹介する絵本は、きむらゆういちさんの『ごあいさつあそび』。1988年初版、「あかちゃんのあそびえほん」シリーズの累計が1100万部超というロングセラーです。
ゆうちゃんのうちに、動物のお友だちが訪ねてきました。とんとんとん、こんにちは。
ことりのピイちゃん、ねこのミケ…。シリーズに登場するおなじみのメンバーが、しかけをめくるとペコリとお辞儀します。
絵本全面に大きく描かれた動物達が、しっかりと読み手を見ていて、まるでお友だちが直接話しかけているよう。そのお友だちがシンプルなしかけで、赤ちゃんにとって身近なしぐさを一緒にしてくれるので、「もう1回、もう1回」とリクエストするのも不思議ではありません。
きむらさんはこの絵本について、「子どもがいたからこそできた絵本」と語っていらっしゃいます。上のお子さんに挨拶を教えている頃、おじぎをしている絵を描いて壁に貼っていらしたのが最初のきっかけだそう。そこから『いないいないばああそび』と『いただきますあそび』の2作も生まれ、3作同時に出版されました。
子育ての実感から生まれた絵本だからこそ、ここまで支持され続けているんでしょうね。
<ミーテ会員さんのお声>
本棚から本を出すのが大好きです。でも床に落ちた、たくさんの本の中から『ごあいさつあそび』を選んでひとりで眺めることも。
そこで一緒に読んであげると、しかけのページを喜んでめくっています。息子の動きに合わせて「こんにちは!」と声をかけるとますます嬉しそう。こちらも一生懸命になってしまいます。(0歳11か月の男の子のママ)
動物のお友だちと一緒に楽しく遊んで、生活習慣まで身に付く。子どもは楽しく、ママにとってもありがたい絵本ですよね!
▼きむらゆういちさんのインタビューはこちら
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