イチ押し絵本情報

どんどこ元気なスーパー赤ちゃん!(ロングセラー&名作ピックアップ Vol.23)

2015年4月2日

毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。

 どんどこ元気なスーパー赤ちゃん!

今回ご紹介するのは、とよたかずひこさんの絵本『どんどこ ももんちゃん』。累計100万部突破の人気シリーズ「ももんちゃん あそぼう」の1作目です。

広い野原をどんどこどんどこひた走る、ももんちゃん。川を渡って、山を越えて、つまづきながらも涙をこらえて向かった先は…!?

主人公のももんちゃんは、頭が大きくて、腕や足はむちむちのぷにぷに。オムツ一丁で駆け回る姿がなんとも愛らしい、元気な赤ちゃんです。

作者のとよたかずひこさんによると「ももんちゃんは、自立した“スーパー赤ちゃん”。女の子だと思っている方も多いと思いますが、桃太郎の桃をモチーフとしているので、僕の中では男の子なんですよ」とのこと。頭の先がとがっていたり、体がほんのりピンク色なのも、桃からきていたんですね。

どんどこ ももんちゃん

小さな子どもたちを魅了するのは、何度もくり返される「どんどこ どんどこ」というリズム。中盤で大きなクマさんを「どーん」と押し倒したり、つまづいて「どちっ」と頭を打ったりしつつ、最後はお母さんの胸の中へ。一生懸命なももんちゃんの姿に、子どもたちは自分を重ね、読み聞かせするママ・パパはわが子の姿を重ねるのでしょう。

<ミーテ会員さんのお声>
娘の最近のお気に入りは『どんどこ ももんちゃん』。リズミカルな「どんどこ どんどこ」というフレーズが楽しいみたいです。急いでどんどこ走っていくももんちゃんは、クマさんを「どーん」と倒してしまいます。痛そうに頭を触っているクマさんに、娘は「いーこいーこ」しています。ももんちゃんがお母さんに飛びつく最後のページを見ると、娘は必ず「おっかしゃん ぎゅー♪」と言います。私も娘をぎゅー。イヤイヤも多い娘ですが、そんな時はとても癒されます。 (1歳8か月の女の子のママ)

最後のページではニッコリ笑顔のももんちゃん。裏表紙に描かれたオムツ替えのシーンでも、とってもいい表情をしています。シリーズは現在、17作目まで続いています。元気いっぱいなももんちゃんの姿、他の絵本でもぜひ見てみてくださいね♪

▼とよたかずひこさんのインタビューはこちら
「絵本を通じて、子どもにエネルギーを与えたい」


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