今回は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!
公園で遊んでいたら、お友だちが泣いちゃった。泣きやんでほしくて、ポケットの中の飴をあげようとしたら、いちご味の飴から小さな犬が生まれて、お友だちの涙をぺろん!
あちこちのポケットから、元気いっぱいの“あめいぬ”たちが飛び出して、みんなを笑顔にしてくれます。
<作者(文)・工藤有為子さんからのコメント>
兄は私がつまらない顔をしていると、「あめあげる?」と少しおどけて飴をくれました。飼っていた犬は、私が泣いていようと怒っていようとお構いなしに、「あそぼうよ」と、私を誘いました。散歩に出ると、先を行く犬の尻尾は楽しげに揺れ、丸いお尻は愛らしく、私は思わず笑ってしまうのです。
今、どこかで泣いている誰かのそばにも、あの日の兄や、私の犬のような優しい誰かがいてほしい。願いを込めてこのお話を書きました。
<作者(絵)・おくはらゆめさんからのコメント>
工藤さんは絵本だけでなく、アニメーションの脚本も書いているので、文章の中に動きがたくさんあるように感じました。それをちゃんと表現したいと思いながら絵を描きました。一緒に作品を作っていく中で、何度も話し合いました。最初は「不思議」や「かわいい」を目指していたけれど、最後は「元気」や「伝わるように」が大事になりました。
小さくてカラフルな“あめいぬ”たちがとてもかわいらしい、元気をもらえるファンタジーです。
▼おくはらゆめさんのインタビューはこちら
「何気ない日常が絵本につながっていく」
『やすんでいいよ』作者・おくはらゆめさんインタビュー
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