イチ押し絵本情報

節分のオニが怖い…(絵本子育て相談室 Vol.474)

2024年1月26日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 節分のオニが怖い…

<今回のご相談>
3歳2か月の男の子のママです。子どもが節分のオニを怖がっていて困っています。昨年の保育園の節分で、保育士さんのオニのクオリティーが高すぎて、息子はギャン泣き。それ以来、すっかりオニを怖がるようになってしまいました。このままでは今年の節分ができなくなってしまいそうです。息子の気持ちを和らげてくれるようないい絵本はありませんか?

 「オニが怖い」だけじゃない複雑な気持ちを描いた絵本など

「節分のオニが怖い」って子、結構いますよね。我が家では、私が自作で微妙な顔のオニのお面をつくって以来、息子が怖がらずむしろ面白がるようになってしまいました(苦笑)。さて、まずは「オニ」に対する拒否反応をなくしてくれそうな絵本からご紹介しますね。

まずは、イヤイヤ期真っ盛りのオニの子が主人公の『やだもん やだもん にこちゃんやー』などの「おにのこにこちゃん」シリーズ。お友だちの誰かに似ていそうな「オニ」なら、きっと息子さんも好きになるはず。

「おにの子あかたろう」シリーズも、等身大の子どもらしいお話。赤いといかにもオニらしくて気になるようでしたら、『つのはなんにもならないか』なら表紙のオニの子も緑や黄色ですよ。

少しオニに慣れてきたら、むしろオニだらけの絵本で遊びつくすのも手かも。オニだらけと言っても、『おにのおにいさん』なら、「おに」という文字が入っているオニ以外の言葉がいっぱい出てきます。言葉のオニ退治、盛り上がりますよ。

また「オニはうち? 仲良くしたくなるオニの絵本」の記事でご紹介した絵本もどうぞ。かわいいオニ、愉快なオニ、間抜けなオニなど楽しめること請け合いですよ。

まさに息子さんと同じ状況なのが、このお話の主人公のあおくん。オニは怖い、でも自分より小さい子を守ってあげたい、同時に怖がってない年上の子どもたちがまぶしく見える…。揺れ動く子ども心を丁寧にすくったお話です。息子さんが自分がどんな気持ちなのか、この絵本をきっかけにお話しできたら、きっと怖さと向き合ういいきっかけになるはず。最近出た絵本なので、書店などで探してみてくださいね。

(回答:ミーテ編集部・アッコ)


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