イチ押し絵本情報
野性味あふれる犬力士たち(新刊絵本のご紹介 Vol.474)
2024年1月29日
今回は、注目＆話題の新刊情報をご紹介していきます！
野性味あふれる犬力士たち
- 犬ずもう
- 作・絵：最勝寺 朋子
- (めくるむ)
最勝寺朋子さんの絵本『犬ずもう』が出版されました。
犬ずもうとは、仲良しの犬が激しくじゃれあう遊び。飼い主の前では愛らしい姿の犬たちも、犬ずもうの時だけは、いにしえの野生をちょっぴり垣間見せることがあります。
ドッグランに元気よくやってきた、こたろうくんと、あかまるちゃん。見合って見合って…「ハッキヨイ！」のかけ声で、激しい取っ組み合いが始まります。ノコッタ、ノコッタァ！
多種多様な犬たちが犬ずもうをとり、大地を駆け回る様子はかなりワイルド。反対に「おやつは？」と飼い主にせがむ顔はとてもキュート。犬の魅力満載の絵本です。
＜作者・最勝寺朋子さんからのコメント＞
ドッグランで、めくるむの林さんの愛犬・琥太朗君とそのお友だち・赤丸ちゃんの犬ずもう(わんプロ)を実際に見せていただく中で、愛らしいだけではない犬たちの野性的な一面に魅力を感じ、絵本の発想に繋がりました。
テキストはすべて書き文字。犬たちをのびのび描くために原画が大きくなってしまいましたが、印刷所さんが対応してくださってありがたかったです。犬たちの個性を演じ分けて大勢で朗読劇をするのも楽しいと思います！
見返しにも、たくさんの犬力士たちが生き生きと描かれています。「土佐の里」「千代の斑(ぶち)」などの四股名もユニーク。横綱「八郎潟」は立派な化粧まわしをつけていますよ。
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