絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
☆スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『る』。
☆アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。
<今回のご相談>
2歳9か月の男の子のママです。毎日何をするにも「ヤダ!」「やめて!」と言われ続けて参っています。これがいわゆるイヤイヤ期か…とも思うのですが、おむつ替えも着替えもヤダ、ごはんもお風呂もヤダ、遊び相手をしてあげようとしてもヤダ…なんだか自分まで嫌がられているのでは?と思えてきて、もうへとへとです。皆さんイヤイヤ期をどう乗り越えたのでしょうか。
イヤイヤ期ってここまでイヤイヤ言うのか、と驚きますよね。自我が芽生えたものの、まだまだ語彙は少ないので、「イヤ!」「ヤダ!」と言うことで何とか自分の気持ちを伝えようとしているんだなぁ、と子どもが成長した今は冷静に思えますが、当事者のママ・パパはさすがにへとへとになると思います。
若干、現実逃避のような感じもしなくはないですが、どうにもへとへとになった時は、わが子が生まれた日のことを思い出してはいかがでしょうか。『おかあさんだもの』は、作者のサトシンさんが数多くのママに、出産の日の体験やその時思ったことを取材して生まれた絵本。「つらいことがあっても、泣きたいことがあっても、あの日のことを思い出せば大丈夫」と思えることでしょう。
同じようにイヤイヤが止まらない子どもを見るのも、どの家も同じなんだなと感じられて、少しは励みになるかもしれません。せなけいこさんのロングセラー『いやだいやだ』のルルちゃんも、まさにイヤイヤ期真っ最中。『やだもん やだもん にこちゃん やー』のオニの子・にこちゃんもお風呂に入るのを嫌がって逃げ回っています。
わが子のイヤイヤを目の当たりにすると、親としても「こっちこそイヤー!」となりそうですが、絵本の中の子のイヤイヤを見ると、ちょっと微笑ましくも思えます。絵本を見て笑えば、疲れた気持ちを少しずつクールダウンさせることができるかもしれません。
『あなたのことが だいすき』は、子育てに奮闘中のママの心に寄り添う一冊。えがしらみちこさんが、自身の子育て経験も盛り込みながら、透明感あふれる水彩とあたたかい言葉で紡いだメッセージ絵本です。子育てに疲れてへとへとになった時にそっと開けば、明日からもわが子との時間を大切にしていこう、と思えますよ。
(回答:ミーテ編集部・スージー)
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