イチ押し絵本情報

花火の絵本、おすすめは?(絵本子育て相談室 Vol.450)

2023年8月4日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 花火の絵本、おすすめは?

<今回のご相談>
3歳2か月の女の子のママです。今年の夏は、地元の小さな花火大会が再開するので、祖父母と共に家族総出で楽しむ予定です。でも娘は花火大会初体験なので、イマイチ乗り切れていないよう。花火大会に向けて気分を盛り上げてくれる絵本を教えてください。

 花火への期待を高めてくれる絵本

家族総出で花火大会。楽しそうですね~。花火の絵本はたくさんあるので、どんどんおすすめをご紹介したいと思います。

まずご紹介するのは『はなび ドーン』。濃紺の夜空に美しい花火が、シューッ、パンッ、ドーン、パパパーンという音と共に花咲きます。花火の音と色を存分に楽しめる一冊です。

花火大会のワクワク感が伝わるの『はなびのひ』。花火職人の息子のぽんきちが、花火大会の準備をする父親に夜食を届けに行くのですが、その姿を見かけた町の人たちが…。「みんな花火大会を楽しみにしすぎでしょ!」とツッコミを入れたくなる楽しいお話です。江戸風の街並みに花火が上がるシーンは、見ごたえあり。

『みんなのはなび』は、花火を見た際の高揚した気分を味わえる絵本。森の動物たちが花火を見ているうちに、目の中まで光っている気がしてきて、そのうち体も光り出して…。動物たちの興奮ぶりが、こちらにも伝染しそう!

夏祭りの最後を花火が彩ることも多いことでしょう。新刊絵本で紹介した『なつやすみ』でもお祭りのしめは花火。美しい花火の表現にうっとり。また 『みつばちみつひめ―どどんとなつまつりの巻』の虫世界の花火師は、ほたる。ほたるの明かりのように丸くてあたたかみのある花火は、他とはひと味違いますよ。

人気者のわにわにもお祭り&花火を楽しんでいますよ。主人公がワニなので、小さな子どもと同じく低い視点から花火を見ているのがおすすめポイント。水面に映った部分の比重が高く、上は見開きの画面から見切れるほど大きい。まるで花火に包まれているかのようで、実際に花火を見に行った感覚が味わえると思いますよ。

絵本で花火への期待を高めて、実際の花火大会を存分に楽しめますように!

(回答:ミーテ編集部・アッコ)


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