イチ押し絵本情報

3匹のあまがえるの誕生物語(新刊絵本のご紹介 Vol.442)

2023年6月12日

今回は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!

 3匹のあまがえるの誕生物語

たてのひろしさんの文、かわしまはるこさんの絵による絵本『あまがえるのたんじょう』が出版されました。『あまがえるのかくれんぼ』『あまがえるのぼうけん』に続く、「3びきのあまがえる」シリーズの3作目です。

あまがえるのたんじょう

夜の水辺から、カエルたちの大合唱が聞こえます。アマガエルは「きゃっ きゃっ きゃっ きゃっ」と鳴くと、水の中でぷくっと卵を産みました。しばらくすると、卵から小さなオタマジャクシがかえって…。

シリーズ前2作に登場したラッタ、チモ、アルノーの誕生の物語。産卵、孵化、そしてオタマジャクシからアマガエルになるまでの3匹の成長と出会いを、透明感あふれる水彩で描いた一冊です。

<作者(文)・たてのひろしさんからのコメント>
「3びきのあまがえる」シリーズは、私が初めて野生動物を擬人化したお話です。カエルや人だけでなくどんな生き物も、産まれて成長して繁殖して死ぬのは同じ。そして、楽しかったり悲しかったり怖かったり悔しかったり、みんなそれぞれの尊い物語があります。カエルには人のような感情はないでしょう。でも人は「もし私がカエルだったら」と想像することができます。そんな風に、この絵本を読んでいただけたらうれしいです。

<作者(絵)・かわしまはるこさんからのコメント>
アマガエルの卵やオタマジャクシって見たことありますか?
私は長年カエルを飼育していますが、卵からの飼育観察は初めてでした。オタマジャクシからカエルになるまでは特に不思議に満ちていて、水から陸での生活に向けて驚くほど変化します。その姿に感動しながら描きました。

この絵本には、カエルたちを取り巻く様々な生き物が登場します。普段見ることがあまりない水の中の世界から、3匹が出会う地上の世界まで楽しんでいただけたらうれしいです。

生まれてきた喜びだけでなく、野生の世界で生き抜く厳しさをも描いた科学ファンタジー。前2作をまだ読んだことのない方は、あわせてチェックしてみてくださいね。


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