赤ちゃん絵本を楽しもう!

Vol.11 『いないいないばあ』刊行50周年記念インタビュー

Vol.11 『いないいないばあ』刊行50周年記念インタビュー

赤ちゃんとの絵本の時間を楽しみたい、すべての方へ。選りすぐりの赤ちゃん絵本の誕生秘話や、作家さん・編集者さんが絵本に込めた思いを伺いました。赤ちゃん絵本を楽しむヒントが詰まったインタビュー、今回は今年刊行50周年を迎えたロングセラー『いないいないばあ』について、松谷みよ子さんが残した言葉をご紹介。さらに、出版元である童心社の編集部宣伝・井上厚治さんにもお話を伺いました。

あかちゃんだからこそ美しい日本語と最高の絵を(作者・松谷みよ子さんの言葉より)

1967年刊行当時、乳児向けの絵本は皆無に等しい時代でした。「本気で取り組んだあかちゃんの絵本が必要だ」と思いました。

「あかちゃんなんかに絵本が分かるわけがない」
大人たちはそう思っていたんです。でも実際にあかちゃんを育ててみると違うのです。

あかちゃんにも人間ドラマがあります。まず信頼することが大事。「あかちゃんのための文学を書こう」 そう決意して、手探りで書いた第1作目が『いないいないばあ』です。瀬川康男さんが、とてもいい絵を描いて下さいました。

病院に入院して泣いている生後10か月のあかちゃんに、1歳半の子が「なん なん ばあ」と絵本を読み聞かせました。すると、泣きやんでケラケラ笑ったんです。絵本の力を確信しました。

(童心社刊「絵本ガイド」より転載)

累計600万部突破! 日本で一番愛される絵本になった理由

今ではたくさん「いないいないばあ」とつく絵本がたくさんありますが、この本がつくられた当時は、日本人作家による赤ちゃん絵本自体がありませんでした。これまで誰もやっていない分野であり、文章を書いた松谷みよ子先生と、編集を担当した初代編集長の稲庭桂子さんとで何度も試作品をつくり、絵を描かれた瀬川康男さんもラフスケッチを何度も描き直しながら、手探りで時間をかけてつくっていったと聞いています。

この絵本が愛され続けているのは、赤ちゃんと向き合い、赤ちゃんの心と共感して楽しめるから。伝承遊びの「いないいないばあ」と同じように、読み手と赤ちゃんが交流し、やさしい気持ちになれるのが、この絵本の何よりの魅力だと思います。

共働きのご家庭も増え、日々忙しい方が多いと思いますが、赤ちゃんと一緒にいる時間は、過ぎてしまえばあっという間の特別な時間でもあります。生まれてきてくれたうれしさを感じながら、赤ちゃんと一緒に絵本を通じて交流してくれたらうれしいです。

ミーテ プレゼント情報

『いないいないばあ』と『いいおかお』『もうねんね』の3冊がケースに入った「松谷みよ子 あかちゃんの本」Aセットミーテ会員3名様に抽選でプレゼントします。

※ミーテ会員登録がまだの方は、登録後、ご応募ください。会員登録はこちら

プレゼントの応募は締め切りました。当選者の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。

応募期間
4月11日(火)~4月24日(月)

作者プロフィール

松谷 みよ子(まつたに みよこ)

1926年、東京生まれ。作家。坪田譲治に師事し、1951年『貝になった子供』で第一回児童文学者協会新人賞を受賞。代表作に『龍の子太郎』(国際アンデルセン賞優良賞、講談社)、『ちいさいモモちゃん』(野間児童文芸賞)をはじめとする「モモちゃんとアカネちゃん」シリーズ(講談社)、『いないいないばあ』『いいおかお』をはじめとする「松谷みよ子あかちゃんの本」シリーズ(童心社)などがある。2015年2月、逝去。

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つぎの1冊プレゼントキャンペーン、開催中!(童心社ウェブサイトへ)

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