今回ご登場いただくのは、『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』など、ジブリ映画の楽曲を数多く歌う歌手の井上あずみさんです。10歳の女の子のママでもある井上さんに、うたや絵本の魅力、子育てで大切にしていることなど、たっぷりと伺いました。4週連続でお届けします。
石川県金沢市出身。1983年デビュー。「君をのせて」や「さんぽ」「となりのトトロ」など、宮崎駿監督作品の主題歌・イメージソングを数多く歌い、澄み切った歌声と確かな歌唱力で人気を集める。学校教科書掲載曲「ビリーブ」、NHKみんなのうたテーマ曲「ハーモニー」など、ファミリーソングの歌い手として老若男女問わず幅広い世代に支持を受ける。2012年には実娘ゆーゆが歌手デビュー、親子コンサートでも話題に。
井上あずみ&ゆーゆオフィシャルサイト http://www.doremi-net.co/
▲ファミリーコンサートで歌う井上あずみさんとゆーゆさん(写真提供:長谷川孝)
胎教で、おなかの赤ちゃんにうたを歌う方もいらっしゃると思うんですけど、私の場合は妊娠8か月までコンサートで全国をまわっていたので、それが胎教になっていたかもしれません。
コンサートに行くと、子ども達が「赤ちゃんがいるの?」と言っておなかを触ってくるんですよ。色んな人におなかをさすられたり、声をかけてもらったりしたのも、すごくよかったなと思っています。
産後は、夫が1年間仕事を休んで育児に専念してくれたので、2か月も経たないうちに仕事を再開させました。仕事で出かけると、寝ている時に帰ってくるようなこともあったんですけど、その分、一緒にいられる時はなるべくうたを歌ったり、絵本を読んだりしてあげていましたね。ママの声、忘れないでねって。
ミーテでは、スペシャルインタビューの他にも、子育てに絵本を取り入れている先輩ママ・パパのお声もたくさんご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
井上あずみさんのインタビューはまだまだ続きます。
子育てしていると、色んな悩みがありますよね。とくに赤ちゃんのうちは、泣いてばかりでコミュニケーションもままならないですし… そんな時こそ、うたを歌ってほしいんです。
グズっていた赤ちゃんが歌で泣き止んだりするのは、ママの声があると安心できるからだと思うんです。どれだけ聞こえているのか、意味もわかっているのかわからないけれど、ママの歌声はきっと赤ちゃんに伝わっているはず。それに歌っていれば、ママ自身の心もほぐれて、笑顔で過ごせますよね。
鼻歌でもいいし、今どきの曲でもいいんです。下手でもいいし、うろ覚えだってOK。軽い気持ちで歌ってみてください。歌うことで、赤ちゃんとの時間がぐっと楽しくなると思いますよ。
井上あずみさんのインタビューはまだまだ続きます。