スペシャルインタビュー

▲海の底に住む人魚姫が、人間の王子を好きになってしまい…。『にんぎょひめ』（作・絵：いもとようこ、金の星社）。アンデルセンの童話は他にもたくさん絵本化されているので、比べると違いを楽しめますよ。

最近気が付くと、子どもに福音館書店の絵本を買っていることが多いんですよ。私自身も装丁や、カバーがないところも好きというのもあります。小さい頃は、「だるまちゃん」シリーズの、かこさとしさんの絵本など、本当によく読んでいました。

子どもへの読み聞かせは、基本は寝かしつけの時ですね。小学2年生の男の子と5歳の女の子なんですが、今でも両側から子どもに挟まれて読んでいます。上の子は、野球がとにかく好きなので、最近はベーブルースの伝記！ 絵本を読んでいれば一緒に聞きますけれど、下の子が好きな、例えば『人魚姫』や『ヘンゼルとグレーテル』などが、上の子は嫌いなんです。「怖いから嫌だ」「もうちょっと小さい声で読んでくれ」とか、言うんですよね。

読む時は、声色を変えたりして、怖い本はより怖く読んでいます。ちょっと驚かせてやろうって気持ちが入ってますね。寝る前なのに(笑)　だからお兄ちゃんは、一層怖いんだと思いますよ！