みんなの推し絵本!

vol.48 歌舞伎役者・中村壱太郎さんの推し絵本

vol.48 歌舞伎役者・中村壱太郎さんの推し絵本

中村壱太郎さん

vol.48 歌舞伎役者・中村壱太郎さんの推し絵本

思い出の一冊、大好きな一冊、とっておきの“推し絵本”を紹介してもらうインタビュー「みんなの推し絵本!」。今回は、歌舞伎役者として活躍する中村壱太郎さんに、ご自身が手掛けられた歌舞伎絵本シリーズについてのお話、また絵本が育ててくれる想像力について伺いました。

“舞台は残らない。でも絵本は残る” 歌舞伎絵本との出会い

私の推し絵本は、自分が文章を担当させていただき、初めて“本をつくる”ことに携わった、歌舞伎絵本シリーズの1作目『茶壺』と、2作目『狐忠信』です。

この2冊の発売日のことは、今でも忘れられません。普段、歌舞伎の舞台は毎日の生の舞台です。その日、その瞬間、お客さまと役者が向き合い、一期一会の舞台をつくります。それは本当にすばらしい体験ですが、舞台は形として残るものではありません。

しかし、絵本は違います。世代を越えて、さまざまな場所に広がりながら、形として“歌舞伎”の片鱗を残すことができます。この絵本を手に取ってくださる方がいれば、その場所でまた新しい歌舞伎の世界が広がっていくかもしれない。

そんなふうに、文化を次の世代へ届けることができる。そう感じたとき、とても大きなよろこびを感じました。自分が関わってつくり上げた絵本は、どれも印象深く、愛情もひとしおです。

絵本は想像力を育ててくれる

私自身、幼い頃から歌舞伎や日本舞踊に親しみ、現在は表現することを仕事にしています。今振り返ると、絵本からイマジネーションする力をたくさん吸収していたように思います。今でも、美術のイメージを考えるときや、衣裳の色味を考えるとき、ふと目にした絵本からヒントを得ることがあります。

そして絵本には、子どもたちの想像力を大きく広げてくれる力があると思います。絵本は、ページをめくるたびに新しい世界が広がります。とくに読み聞かせの時間は、親子で同じ物語を共有できる、とても豊かな時間だと思います。ぜひご家庭でも、お子さんと一緒に絵本の世界を楽しんでみてください。その体験が、きっと子どもたちの想像力や感性を育てていくのではないでしょうか。

歌舞伎絵本シリーズでは、新作『黒塚』も刊行されています。『黒塚』は、歌舞伎の演目の中でも幻想的で印象深い作品で、物語の世界観や人物の心情を、絵本ならではの形で楽しんでいただける一冊です。歌舞伎を初めて知るお子さんにも、物語として親しんでもらえたらうれしいですね。

ミーテ プレゼント情報

黒塚

インタビューの中でご紹介した歌舞伎絵本シリーズの最新刊『黒塚』ミーテ会員3名さまに抽選でプレゼントします。

※ミーテ会員登録がまだの方は、登録後、ご応募ください。会員登録はこちら

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応募期間
3月31日(火)~4月13日(月)

プロフィール

中村壱太郎さん

中村 壱太郎(なかむら かずたろう)

歌舞伎役者。女方を中心として舞台に立つほか、日本舞踊吾妻流七代目家元・吾妻徳陽としても活動、さらに映画『国宝』では所作指導も手がけた。舞台だけでなく、歌舞伎の魅力を次の世代へ伝える活動にも力を入れている。くもん出版「見て 聞いて まねして 楽しむ 歌舞伎絵本」シリーズでは文章を担当し、子どもたちが歌舞伎に親しめる作品づくりに取り組んでいる。

https://kazutaronakamura.jp/


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