赤ちゃん絵本を楽しもう!

Vol.45 『ももも』作者・川之上英子さんインタビュー

Vol.45 『ももも』作者・川之上英子さんインタビュー

赤ちゃんとの絵本の時間を楽しみたい、すべての方へ。選りすぐりの赤ちゃん絵本の誕生秘話や、作家さん・編集者さんが絵本に込めた思いを伺いました。赤ちゃん絵本を楽しむヒントが詰まったインタビュー、今回は川之上英子さんにご登場いただきます。

読む人も読んでもらう人も楽しめれば、絵本の時間は最強

桃がたくさん並んでいたら「ももももももも…」となるなぁ、桃の数を増やしたり減らしたりして、「も」だけの絵本をつくったら面白そうだなぁ…そんな発想が原点となって生まれたのが『ももも』です。ほとんど「も」だけで進む絵本なので、最後まで楽しんでもらえるよう、夫の健と一緒にいろいろとアイデアを出し合いながら、場面展開を工夫しました。

心がけたのは、やさしい雰囲気に仕上げること。やわらかい色合いにするために、粉状にしたパステルを画用紙に指先で刷り込んで、切り絵で描いています。「きれいな形に切ろう」「上手に貼ろう」という邪念みたいなものはなるべく捨てて、直感でつくり上げていきました。

「大人が声を出して読んで心地いいかどうか」も気にかけてつくりましたね。読む人も読んでもらう人も一緒に楽しめれば、絵本の時間は最強ですから。『ももも』は、読み方によってはかなりウケるというお声をいただいています。やさしく読んであげるのはもちろん、ぜひノリノリバージョンにもチャレンジしてみてください。うちでもそうだったのですが、やってみたら意外とお父さんの読み聞かせの方が赤ちゃんが笑った、ということもあるかもしれません。

絵本の時間が、自信と支えと救いとゆとりにつながった

私の息子は今、高校生なのですが、15年前はまだ「赤ちゃん絵本」や「赤ちゃんへの読み聞かせ」が今ほど浸透していなかったと思うんですよね。私の母が孫かわいさに、字たっぷりの昔話の絵本を送ってくれて、こういうのはまだ早いから…と思いつつ、せっかくなので「むかーしむかし」とノリで読んであげたら、息子がじーっと見ていたんです。たまたまかなと思ったのですが、閉じたら泣く、開いて読んだら泣き止む、のくり返しで。「え、嘘、こんな赤ちゃんでも絵本がうれしいの?」とびっくりしたのが、我が家の絵本デビューでした。

子どもが赤ちゃんの時って、お母さんはたいてい自分のことは二の次で、赤ちゃんのことばかり一生懸命考えて行動しているものです。でも、当の赤ちゃんは何を考えてるか、なかなかわからない。そして、泣かれる。こっちが泣きたいですよ(笑) そんな子育ての中で絵本は、私自身も心から楽しく読めて、赤ちゃんも笑ってくれた「初めての共通の趣味」でした。絵本を通じて一緒に笑顔でいられる時間をもてたことが、自信にも支えにも救いにも、ゆとりにもなりました。夫も絵本を一緒に楽しんでくれたので、夫婦の仲すら取り持ってくれたと思っています。

ミーテは私もよく見ています。読者の皆さま、お仲間ですね。ぜひミーテでお気に入りの絵本を見つけて、赤ちゃん絵本時代をエンジョイしてください!

ミーテ プレゼント情報

みみみみ

川之上英子さん、川之上健さんの絵本『みみみみ』直筆サインを入れていただきました! ミーテ会員3名様に抽選でプレゼントします。

『みみみみ』のご紹介はこちら

※ミーテ会員登録がまだの方は、登録後、ご応募ください。会員登録はこちら

プレゼントの応募は締め切りました。当選者の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。

応募期間
2月4(火)~2月17日(月)

プロフィール

川之上英子さん

川之上 英子(かわのうえ えいこ)

1975年生まれ。学習院大学文学部卒。税理士でもある夫・川之上健とふたりで絵本制作に取り組む。絵本に『おおやまさん』『ももも』『あっはっは』『やるとおこられそうなこと』『みみみみ』(いずれも岩崎書店)など。『おおやまさん』は韓国・中国でも翻訳出版されている。


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