赤ちゃん絵本を楽しもう!

Vol.36 『すっぽんぽんのはだかんぼう』作者・植垣歩子さんインタビュー

Vol.36 『すっぽんぽんのはだかんぼう』作者・植垣歩子さんインタビュー

赤ちゃんとの絵本の時間を楽しみたい、すべての方へ。選りすぐりの赤ちゃん絵本の誕生秘話や、作家さん・編集者さんが絵本に込めた思いを伺いました。赤ちゃん絵本を楽しむヒントが詰まったインタビュー、今回は植垣歩子さんにご登場いただきます。

わが子をモデルに「裸ハイ」を描く

だいぶ前のことなんですが、自作の絵本を読み聞かせするために保育園を訪れたことがあたんです。ちょうど夏で、2、3歳の子ども達が水遊びをするために服を脱いで、はしゃぎまわっているところに居合わせました。それを見て、子どもって裸になるとテンションが上がるのかしら、と不思議に思ったんですよね。それがずっと頭に残っていて、いつか子どもが裸になる絵本を描きたいとぼんやり思っていたんです。

その後、子どもを産んで母親になったのですが、わが子にも確かに「裸ハイ」みたいな現象がありました。毎日、お風呂上がりに裸のまま走り回っていましたね。その時、息子は1歳半で、ムチムチとした腕とプリッとしたお腹にお尻、短い足という最高のプロポーション。そんなかわいい裸が目の前にある贅沢に、これは今、裸の絵本を描かねば、という気持ちで、制作に取りかかりました。男の子のモデルは、もちろん息子です!

小さい子どもにとってなじみの深いお風呂を題材にして、すっぽんぽんになる楽しさを表現しました。果物を登場させたのは、皮を洋服に見立てると面白いかなと思ったから。バナナやリンゴなど、息子の好きな果物をいくつも描きました。

絵本が子育てを助けてくれる

私は、ちょっと疲れたな、休みたいな、と思った時に絵本を読んでいました。赤ちゃんの相手するのに疲れることもありますよね。そんな時、絵本を読むと私自身が楽になれました。私の気持ちが楽になると、息子も落ち着いてくれることが多かったですね。車の絵本がお気に入りで、読み終わると「ぼっかい(もう1回)」と言うので、できるだけ何度でも読んであげていました。絵本に子育てを助けてもらう、という感じでした。

でも、次男は絵本にあまり興味を持たない子で、どんどんページをめくったり、ときには絵本を投げてしまったり…。やっぱり個人差があるんだな、と改めて感じています。なので、彼の好きなように絵本をめくらせて、興味をもったページだけ読んだり、順不同で絵だけ見たりしています。勝手にお話を変えちゃうこともあります。状況に応じて、自由に楽しむのが一番だと思います。

仕事柄、絵本はよく読みますが、子どもと絵本を読むと、ひとりで読んでいる時よりも100倍くらい楽しい。子どもと一緒だと、感じる心が研ぎ澄まされるような気がしています。これからも、ワクワクする気持ちを大切に、自分の好きな絵本、息子が喜びそうな絵本をどんどん読んでいきたいですね。

ミーテ プレゼント情報

植垣歩子さんの絵本『すっぽんぽんのはだかんぼう』直筆サインを入れていただきました! ミーテ会員3名様に抽選でプレゼントします。

※ミーテ会員登録がまだの方は、登録後、ご応募ください。会員登録はこちら

プレゼントの応募は締め切りました。当選者の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。

応募期間
5月14(火)~5月27日(月)

プロフィール

植垣 歩子(うえがき あゆこ)

1978年、神奈川県生まれ。和光大学芸術学科卒業。小学校6年の時に描いた絵本『いねむりおでこのこうえん』(文・石毛拓郎、小峰書店)で第1回DIY創作子どもの本大賞。2002年、『6人の老人と暮らす男の子』で第3回ピンポイント絵本コンペ優秀賞を受賞。主な作品に『へんしんしまーす』(あかね書房)、『にんじん だいこん ごぼう』(福音館書店)、『すみれおばあちゃんのひみつ』(偕成社)、『うたこさん』(佼成出版社)、『アリゲール デパートではたらく』(ブロンズ新社)などがある。

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