イチ押し絵本情報

いただきますの気持ちを大切にしたい!(絵本子育て相談室 Vol.434)

2023年4月14日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 いただきますの気持ちを大切にしたい!

<今回のご相談>
3歳10か月の男の子のママです。息子は食べることが大好き。最近は料理のお手伝いもしたがり、好きな絵本は『あっちゃんあがつく―たべものあいうえお』で、食べ物をきっかけにどんどん世界を広げています。そんな息子に、食のありがたさや「いただきます」の意味を教えてあげたいと思っています。楽しく学べるいい絵本はありませんか?

 食にまつわる感謝の気持ちが湧いてくる絵本

子どもの「好き」パワーって本当にすごいですよね。そしてママがその気持ちに上手に応えているのが、またすてきです。「いただきます」という言葉に込められた感謝の気持ちをわかりやすく教えてくれる絵本、ご紹介しますね。

食のありがたさと聞いてすぐ思い浮かんだのが、もったいないばあさん。中でも『もったいないばあさんの いただきます』は、「いただきます」にフォーカスした一冊です。自然の恵みや、命をいただくということを、子どもたちにもわかりやすくユーモアを交えて伝えてくれます。

いもとようこさんの描く野菜たちが愛らしい、『やさいのおしゃべり』は、「好き嫌い」で残されたり、冷蔵庫の肥やしになったりしている野菜たちが悲しんでいるよ…という大人もドキッとするメッセージが込められています。食べ物の大切さも、まずは身近な家にある食材を食べきることから。

『いのちのたべもの』は、「いのちをいただく」という大事な話を、どうやって子どもに伝えようか悩むママ・パパにぴったりな一冊。買い物や食事の際の何気ない会話から、自然と「いのち」の話につながる流れは、さすが元保育士の中川ひろたかさん。抽象的になりがちな話を、子どもがイメージしやすいようかみ砕いてくれています。

料理に興味があるようなので、『おすしやさんにいらっしゃい! 生きものが食べものになるまで』が好奇心を刺激しそう。お魚がお寿司になるまでを写真で追って見せてくれるので、説得力が違います。何よりおいしそうなんですよね~。この絵本を読んでからお寿司を食べたら、元のお魚や漁師さんなどが思い浮かんで、心から「いただきます」と言えることでしょう!

(回答:ミーテ編集部・アッコ)


ページトップへ

無料会員登録後は、過去の「絵本子育て相談室」など、
様々な絵本情報が読み放題!
ぜひミーテにご登録ください♪