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教えて! 絵本作家さん(31)絵本は子どものためのもの?(絵本子育て相談室 Vol.435)

2023年4月21日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 教えて! 絵本作家さん(31)絵本は子どものためのもの?

ミーテ会員の皆さんからの相談が多いテーマについて、絵本作家さんのインタビューから抜粋してお答えします。今回のテーマは「絵本は子どものためのもの?」。『くだもの だもの』をはじめとする言葉遊び絵本の数々や、「リサとガスパール」シリーズの翻訳でもおなじみの絵本作家・石津ちひろさんのインタビューをのぞいてみましょう。

 息抜きのために、自分の好きな絵本も選んでみて

「本好きになってほしい」「語彙力が増えるように」「絵本を通して様々な世界を知ってほしい」「心が豊かになるように」…読み聞かせをする理由は様々ですが、多くのママ・パパはわが子のためにと絵本を手にとると思います。

でも、絵本は子どものためだけのものかと言うと、そんなことはありません。大人に向けてつくられた絵本もありますし、大人の心にも響く絵本もたくさんあります。子どもの頃に読んだ絵本を大人になってから読み直すと、新たな発見がある、なんてこともあるでしょう。

絵本作家の石津ちひろさんはインタビューの中で、子育ての息抜きのためにも「お子さんのために読む絵本だけじゃなくて、自分の好きな絵本も選んでほしい」とおっしゃっています。

「自分のために読む絵本があると、元気にもなれるし、リフレッシュもできます。それに、ますます絵本が好きになると思います」

毎日やることが山盛りで、大変なことも多い子育ての日々にこそ、息抜きが大事。ちょっとひと息つくことで、改めて子育ての日々の幸せに気づくかもしれません。子どものためだけでなく、自分の好きな絵本も選んで、絵本の時間を楽しみましょう♪

『あおのじかん』は石津ちひろさんが翻訳されたフランスの絵本。太陽が沈み、夜が訪れるまでの、空の青色がだんだん深まっていく美しいひとときを描いています。ゆったりとした気分で眺めると、心穏やかになれますよ。

▼石津ちひろさんのインタビューはこちら
「絵本で楽しもう 親子のコミュニケーション」
赤ちゃん絵本を楽しもう!『に~っこり』に込めた思い

(回答:ミーテ編集部・スージー)


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