絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
☆スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
☆アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。
<今回のご相談>
3歳8か月の男の子のママです。今年は、家族みんなでお花見を楽しみたいと計画しています。ただ、我が家の息子は、絵に描いたようなわんぱく坊主。花より団子、団子より遊びの息子も読みたくなるような、お花見を題材とした面白い絵本を探しています!
「花より団子…」のフレーズで、息子さんの元気っぷりが目に浮かぶようですね。息子さんの元気に負けないような、ユーモアたっぷりの面白い桜の絵本をご紹介します。
まずは、花より団子の息子さんにおすすめしたい『おだんごねこさま』。食べられないままひからびてしまった3色のお花見団子と年寄り猫が、雷に打たれて妖怪「おだんごねこ」になっちゃう驚きのお話。愛らしいキャラクターと、心あたたまる物語で、花見団子への興味がわくかも?
妖怪つながりで思い出されるのは、『おばけの花見』。おばけ長屋に住む妖怪たちが、飲めや歌えやと花見を満喫していると雷が鳴って…というお話です。個性豊かな妖怪の面々を見るだけでも楽しいですし、同時に花見らしい花見も教えてあげられますよ。
また、対象年齢が小学生以上となってはいますが、児童書の『花見べんとう』もおすすめ。花見弁当の中身たちがくり広げるドタバタのお話が、落語調で語られています。クスクス笑いが止まらないお話と、おいしそうな花見弁当という子どもたちの大好物が詰め込まれた一冊ですよ。
ナンセンスパワーで子どもたちを笑いの渦に巻き込んでくれる、岡田よしたかさんの「たべもの絵本」シリーズにも、お花見絵本がありました。主役はなんと、さくらもち。春爛漫なのに、ご機嫌斜めなさくらこさん。文句ばかりでふてくされ、悪口だけは絶好調。ひねくれ具合が何ともおかしいのです。でも、最後はみんなで見事な桜の下でお花見を楽しみます。
ひねくれものも、思わずノリノリになるほど楽しい花見なら、きっと息子さんも参加したくなるはず。家族みんなでのお花見、満喫できますように!
(回答:ミーテ編集部・アッコ)
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