イチ押し絵本情報

大きな声で騒いでしまう子に(絵本子育て相談室 Vol.427)

2023年2月24日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『る』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 大きな声で騒いでしまう子に

<今回のご相談>
3歳1か月の男の子のママです。息子はとにかく活発で、元気が取り柄なのですが、大声で騒ぐことも多いので、静かにしなければいけない場所に行くのはためらってしまいます。こんな息子を落ち着かせてくれるような絵本はありませんか。

 いろんな「あー」を言ってみて

元気が取り柄、すばらしいですね! 公共の場で困ってしまうようでしたら、『も・や・し~!』がおすすめです。もやしさんが静かにできるおまじないを教えてくれます。

荒療治かもしれませんが、あえて声を出す絵本を読んでみるのもいいかもしれません。大きな声を出す機会を設けることで、大声を出していい時間とそうでない時間にメリハリをもたせる作戦です。

スギヤマカナヨさん『やってみよう! あいうえお』新井洋行さん『おおごえずかん―おおきなこえであいうえお』は、あいうえお順に様々な表現で声を出していく絵本。声だけでなく、顔や体も使って表現すれば、より盛り上がりますよ。シャイで声が小さい子にもおすすめです。

声を出して盛り上がれる絵本と言えば、『かぁかぁ もうもう』も外せません。カラスと牛が「かぁかぁ」「もうもう」と声を出し合って対抗するお話です。とてもシンプルな文章なので、カラスと牛を親子で分担して読み合うのもおすすめ。大声で「かぁかぁ」「もうもう」と言うと、ママやパパもきっと日頃のストレスから解放されますよ。

『あーと いってよ あー』も、一緒に声を出す参加型の絵本。上を向いて「あー」、下を向いて「あー」、胸を叩いて「あ~あ~あ~」など、いろいろな「あー」を言ってみましょう。どんな「あー」がすてきかなと考えながら、自分の声に耳を傾けてみると、声のボリュームについても意識できるようになるのでは?

あえて声を出す作戦がうまくいくことを祈っています。

(回答:ミーテ編集部・スージー)


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